宮田塾のブログ

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塾の選び方・塾の裏話 #3

今日は「塾の収益構造」について書いてみましょう。

ちょっと堅い書き出しですが、「企業」とは、法人企業・個人企業の別に関係なく、「営利を目的として生産やサービスといった事業を継続的に行う組織」といった意味の言葉です。

やや露骨な物言いかもしれませんが、塾と言えども、私企業の一つでありますから、「営利」が一つの目的になるのは当然のことです(もちろん、当塾はそれだけが目的だとは考えていませんが)。

質の高いサービスを提供して、正当な対価を頂戴するというプロセスは、おかしなことではないと思いますし、むしろ正当な利益を出しつつ、きちんと責任をもって「企業体」を存続させる方が、ユーザーに、ひいては、社会のために役立つであろう、というのが私たちの考えです。

まぁ、小規模な塾なので、そんな大げさなことまで考えなくてもよいんでしょうが……(笑)。

さて、本題はここからです。

当たり前のことですが、企業体として利益を出してゆこうとすると、一定以上の売り上げが必要になってきます。言い換えれば、どんな事業を行っていようとも、経費がかかるわけですから、経費以上に売り上げが上がらないと、利益は出せないわけです(小学生レベルの話を長々と済みません)。

じゃあ、塾における経費って何?ということになるんですが、塾や予備校における一番大きな経費は、おそらく「テナント料(家賃)」と「人件費」でしょう。こうした経費は、売り上げにかかわらず発生します。生徒さんが一人でも百人でも、教室を借りていればテナント料は一緒ですからね。人件費については、前回のブログ記事が参考になるかと思います。

これらの経費は、塾の収益体質を決定する大きな要因ですが、なかなか下げることが難しい。過当競争の中、既に極限まで下げているという所が多いんじゃないでしょうか。

ではどう対処するのか?

売り上げをできる限り大きくする=生徒さんをできるだけ多く集める or たくさんの講座を取ってもらう、というのが経営学的な解答になります(別に経営学を引っ張り出さなくとも、常識的にお分かり頂ける話でしょうけれど……)。

以前も書きましたが、当塾の場合、アルバイトがおらず人件費がかからないので(笑)、そうした経営学的な常識にとらわれずに済んでおります。そもそも、物理的にたくさんの生徒さんにおいで頂くこと自体不可能ですし。そういう意味で、大規模な塾は大変だな、と思います。生徒さんを大量に集められるか否かが死活問題になりますからね。

次回は今日の話をもとに、「塾の集客ノルマと退塾引き留め工作」について書いてみたいと思います。

「個別指導塾はどう選ぶべきか」「大手塾の成績データにはそれほど意味がない話」あたりも、気が向けば。

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合格おめでとうございます(宮田国語塾) #3


先程、大阪教育大学附属池田中学校に合格されたとのご報告を頂戴しました。

本当におめでとうございます!

塾からすると、合格報告を伺うのが一番嬉しい瞬間。今年も、生徒さんが真剣に勉強して下さったおかげで、嬉しい1月になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。

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塾の選び方・塾の裏話 #2

今回は「講師の待遇(給料)」の話です。

当たり前の話ですが、誰だって待遇の良いところで働きたいですよね。「やりがい」ももちろん大切ですが、あまりに薄給ではやる気も失せるはず。待遇・条件のよいところに、優秀な人材が集まるのは世の常です。

とすれば、塾選びという観点からしても、講師の待遇(給料)というのは、結構大きなポイントなのではないかと思います。

当塾のようにアルバイトを雇わず代表&副代表だけで運営している場合、人件費がどうこうというのは考えなくてよいんですが(笑)、大規模な塾になればなるほど、講師の待遇がその塾の指導環境、ひいては学習環境を決定する要因になるはず。

そういうわけで、塾をお探しの方も、生徒募集の項目ばかりではなく、講師募集の項目をご覧になると面白いかと思います。あまり露骨に書くのは憚られますが、給与(時給)の多寡と講師の質にはやはり関連性があると思います。

上場企業などですと、ディスクロージャー(情報開示)の観点から、職員の平均年齢なども分かったりしますが、こちらも大いに参考になるかと思います。職員の平均年齢が若い場合、「元気な会社」というわけではありません。待遇の悪さによって離職率が高い会社だと考えるのが普通です。「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」という本(映画)がありましたが、あれを地で行く会社かも(笑)。

こうした事情を見透かされるのが嫌な会社は、よく屋号を変えて(別名義で)講師募集を行っています。こうすれば一般の人には、講師の待遇が分からないわけで、なかなか賢いやり方です。でも、このブログを読んでおられる方は、ネットで情報を集めておられる情報強者のはず。そんなチャチな目くらましにはひっからないですよね。グーグルなどを駆使すれば、すぐに情報は手に入ると思います。

あと、もう一つ付け加えておきますが、人に何かを教える場合、必要になる時間は授業時間だけではない、ということも念頭に置いて頂くとよいと思います。授業時間以外にも、「授業の準備時間」や「授業後に質問を受けて答える時間」が必要になってきます。真面目にやればやるほど、この付帯時間が長くなってくる、ということはご理解頂けるかと思います。

ここで試しに計算してみましょう。
(時給は計算しやすいように適当に決めています。)

 塾のアルバイト 時給1200円

 飲食店のアルバイト 時給900円

一見、塾のアルバイトの方が割がよいように見えますよね。しかし、真剣に取り組むと、1時間の授業につき、1時間の予習・準備時間、30分の質疑応答時間、が必要になったりします。実際の時給は、1200÷(1+1+0.5)=480円。飲食店の場合、自宅で予習や準備をしておく必要はないでしょうから(笑)、飲食店の方がはるかに割がよい、ということになります。

加えて、塾の場合、限られた時間しか勤務に入れないのが普通ですから、さらに効率が悪くなります。つまり、飲食店とくらべて勤務時間数も少なくなってしまう可能性が高いわけです。

今仮に私が大学生で、上記条件の二つのバイトからどちらかを選べと言われたら、迷うことなく飲食店のバイトを選びます。

では、塾のアルバイトを選んだ人は、どう対処しているのか。

もちろん、真面目な方は我慢してやっておられるんだと思います。が、「真面目にやらない」という選択も大いにあり得ると思います。つまり、授業準備・予習は一切やらない、生徒からの質問は受けない、というスタンスです。これなら経済的合理性はあることになる(笑)。

もちろん、道義的には大問題ですが、経済的合理性を前にすると道義というものは非常に弱いものです。

今日は、講師の待遇を調べるのも、塾を知る一つの手段になりますよ、というお話でした。

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塾と情報機器(iPad)

Apple社のiPadが発表されました。

詳しくは下記公式サイトを見てもらうとしましょう。
(ムービーも面白かったですよ。平易な英語で説明されていますし、もし英語がダメでも映像で十分意味は分かると思います。keynoteは私のようなマニア向けですが……。)

http://www.apple.com/jp/ipad/

要するにiPhoneの大型版とお考え頂くといいんですが、個人的には、大きな可能性を感じるデバイスです。

塾ブログなので、塾運営に結びつけて考えてみましょう。

まず、新聞や書籍をiPad上で取り扱うことができるということは、教材もこのiPad上で扱うことができるということです。

ぼんやりしていると、狭い教室が教材であふれかえってしまうので、出来るだけ教材や書籍を処分する(というか生徒にあげる)ようにしていますが、電子化すればスペースが不要になります。

教材が電子化されるなんてまだまだ先なんじゃないの?とおっしゃるかもしれません。確かに生徒さんの利用する教材は紙ベースの方がいいと思います。書き込める・安い・壊れない、という利点がありますから。従って、すぐにこうした機材に置き換わるとは思えません。

しかし、教える側については非常に便利な機器ですから、結構早い時期に置き換わってゆくんじゃないでしょうか。少なくとも宮田塾は全国でも一番手に採用していくことになると思います(笑)。

教える側からしても電子化された教材が発売されていないのでは?とお思いかもしれません。ふふふ。実は昨年から紙の書籍を着々と電子化しているのです。裁断機で本を裁ち落とし、スキャナに通せば(専用のスキャナがあります)、簡単に電子書籍のできあがり。個人的な本と塾教材の一部にしか着手していませんが、すでに本棚二架分は電子化して、現物は廃棄済です。当塾は、他所より一歩と言わず五歩ぐらい先んじようという作戦ですので(笑)。

電子データですと検索も簡単ですから、「○○中学入試の平成14年国語の大問2の小問1」なんてデータも瞬間的に取り出せるというわけです。

長くなってきたのでここらで止めておきますが、塾で教える側からすると、他にも利点はいろいろと考えられますよね。

●理科や社会に関する動画を生徒に即座に見せられる
こんな感じ(YouTubeと理科映像)ですね。

●辞書で瞬間的に調べ物が出来る
→Mac上で莫大な数の辞書を利用していますが、それを移すだけ。

●入試関連データ・面談関連データを即座に取り出せる
→だいたいのデータは頭に入っていますが、いつでも正確なデータを元にした面談が可能になります。

Starting at $499 ということですので、コストパフォーマンスも非常に高いと思います。日本での発売が待ち遠しいところです。

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塾の選び方・塾の裏話 #1

しばらく宮田国語塾関係の記事が続いたので、完全少人数制宮田塾に関係する記事もエントリー。時期が時期ですので、塾をお選びになる上で役に立つ裏話をあれこれしてみましょう。

当塾の場合、全く独立独歩でして、特に深いお付き合いのある塾はありませんし、どこかと提携を結んでいるわけでもありません。そんな訳で、通常はしがらみがあって書けないことも、ホイホイと書いております。

このブログをご覧の方だけにお伝えしますので、他の方には内緒にしておいて下さいね……って、何だかテレビの通販番組みたいですが(笑)。

本日のテーマは、「塾の拘束時間(授業時間)」。

特に中学生以上に言えることですが、やたらに拘束時間が長い塾があります。確かに、「拘束時間が長ければ長いほど学力も上がる」「長時間授業の方が得」と考えがちですが、話はそう簡単ではありません。

私どもの経験から言って、中学生の場合、拘束時間が長くなればなるほど、集中力を失いがちです。そもそも、塾に来る前に学校の授業・クラブ活動をこなしてきているんですから、当たり前の話。大人でも9時から5時まで働いて、その後スポーツジムに行って、そこから英会話学校に行って3時間みっちり勉強する、なんてことはなかなか出来ませんよね?

中学生が真剣に集中して勉強出来る時間は、それほど長くありません。長時間拘束したところで、「長時間机に向かった」という事実だけに満足してしまい、実際は全然「勉強」していないというケースがほとんどなのではないかと思います。

実際、長時間拘束される塾で成績が向上しなかたっため、当塾に移ってこられた生徒さんが、かなり成績を上げたケースが今までに何度かありました(宣伝してすみません)。

もちろん、教えてもらった後は、それを自分のものにする時間を取ることは大切ですが、それは別に塾に頼り切らなくても良いのではないか、より正確には、塾に頼り切っては危険ではないか、というのが私どもの意見です。

具体的には、塾から出た宿題をキチンとこなし、授業の復習をする時間が、「学んだ事柄を自分のものにする時間」ということになりますが、それは自分でやった方が合理的。また逆に言えば、そうした自主的な態度・姿勢がない限り、それほど学力の向上は見込めないとも言えます。

当塾の場合、中学生の拘束時間はそれほど長くありませんが、それなりに宿題を出しております。ちゃんと指示通りやってくれている生徒さんは、まず間違いなく上の方で成績が安定しています。

宿題や復習を一人でして、分かればそれでOK。もし分からないことがあれば、次の授業終了後に聞いてもらえればいくらでも指導するというのが当塾のスタイルです(そういう意味合いから、中学生の授業は一日の最終時間に持ってきています)。

ではどうして拘束時間が長く設定されている塾があるのか?

それは大人の事情なんですね(笑)。

1.拘束時間が短いと、授業料を高く設定できない。

2.拘束時間が短いと、保護者さんの印象が悪い可能性がある。

当塾の場合、別に売り上げノルマなんてのもありませんので、ノホホンとしていられるんですが、会社組織だとそういう訳にも行かないんだろうと思います。

合理的に考えると、同じ目的を達成できるならば、拘束時間が短い方がいいはず。かかる費用も安くつきますしね。

話は少しそれますが、かつて日本最強チームだった京大のアメフト部は、練習時間の短さで有名でした。他大学が死ぬほど練習時間を取っていたのに対して、京大は一日3時間。それにもかかわらず大学王座や日本王座を毎年のように獲得していました。

私が高校生の頃、何度かスカウトされたことがありますが(大学に来たらアメフト部に入れ、というお電話を先輩から頂くわけです)、そのスカウターの方々も、練習時間は短いから安心しろ、と何度もおっしゃっていた覚えがあります。まぁ、球技がドヘタな私ですから、スカウトされる相手を大いに間違えておられるわけですが……(笑)。

それはさておき。

中学生の場合、授業→復習(宿題)→授業→復習(宿題)……というサイクルが必要なのに、長時間拘束されると、授業→授業→授業……というサイクルに安心してしまい、結局は何も身に付かないという恐れがあります。拘束時間の長さは、学力の伸長と比例しているわけではない(むしろ逆の場合もある)、ということをご理解頂ければ、と思います。

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合格実績の水増し&虚偽記載


先程、宮田国語塾の合格実績をまとめていてふと思ったことです。

ブログをご覧の方からすると、この実績って本当かどうか分からないですよね。確かに、あくまで各塾の自己申告ですから、客観的な真実性は一切保証されていません。

おいでになっている方は百もご承知だとは存じますが、当塾の場合、一切水増しや虚偽は含まれていません。また、体験授業や相談だけにおいでになった場合や、ごく短期間のみ在籍なさった方についても掲載していません。ウソを書こうと思えばいくらでも書けますし、水増しや虚偽を記載している塾があることも事実ですけれど……。

そういう塾界の風上にも置けない塾には、ペナルティを科して欲しいところ。もちろん厳密に言えば詐欺罪が成立し得ますが、実際のところ立件は難しいでしょうね。市場原理(嘘つき塾は淘汰される)に任せる他はないでしょう。

当塾としては、「信じて下さい」としか言いようがありません(笑)。

「そんなこと言っても、ブログやウェブサイトではなんとでも書けるしなぁ。」

確かにそうですね。でも、一つ二つ虚偽記載を見破るいい手段があります。あえてここでは書きませんけれど、受験生を少人数だけ預かっている塾の虚偽記載であれば、かなりの確率で見破れるのではないだろうかと思います。

とりあえずのアドバイスとして、(どんな塾に通うにせよ)「体験授業を受けた方がいいですよ」ということだけはお伝えしておきたいと思います。

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宮田国語塾の合格実績(平成22年度)


宮田国語塾の平成22年度合格実績です。

小さな塾なので、進学される中学だけではなく、合格された学校全てをあげております。

<平成22年度合格実績>
 灘中学
 高槻中学
 朝日塾中学
 土佐塾中学
 岡山白陵中学
 香川誠陵中学
 東大寺学園中学 2名
 西大和学園中学
 初芝富田林中学
 大阪星光学院中学
 帝塚山中学(英数コース)
 帝塚山中学(スーパー理系選抜コース) 2名
 滋賀大学経済学部(社会人小論文入試)
 慶應義塾大学経済学部(通信教育課程)


皆様が真剣に頑張ってくれたおかげで、こんなに素晴らしいリストが出来上がりました。合格された皆様には、心よりお祝い申し上げます。

立派な成績を残して下さり、当塾といたしましても、感謝の気持ちでいっぱいです。

宮田国語塾ウェブサイトの方も改訂しておきました。皆さんの頑張りに敬意を表し、しばらくの間はトップに合格実績を置いておこうと思います。

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朝三暮四と朝令暮改


国会という論戦の場で、揚げ足取りばかりしていても国民はしらけるばかりですが、国語に関する話題としてエントリー。

22日の衆院予算委員会で鳩山由紀夫首相が「朝三暮四という言葉をご存じですか」と尋ねられ、「朝三つ夜四つという話で、朝決めたことと夜決めたことですぐ変わる、すぐにものが変わっていくことだと理解している」と間違って説明する場面があった。
(asahi.com 2010年1月23日9時52分の記事より引用)


確かに、「朝三暮四」と「朝令暮改」って、よく似た四字熟語ですね。説明してみましょう。

朝三暮四
目の前の違いに心を奪われ、結果が同じになることに気がつかない愚かな様子。

飼い主が、サルに毎日木の実をやっている。経済的に苦しくなってきたので、与える木の実を減らすことになり、サルたちに説明する。「今日から与える木の実を、朝に三つ、夕方に四つにする。」サルたちはブーブー文句をたれる。「じゃあ、朝に四つ、夕方に三つやろう。」日に七つになってしまったことには変わりないんですが、サルたちは大喜び。こんなエピソードからできた四字熟語です。

朝令暮改
法律や命令が次々に変わり一定しないこと。

「朝(あした)に令(れい)し、暮(くれ)に改(あらた)む」と訓読すれば分かりやすいかと思います。要するに、「朝命令を出したかと思うと、暮れにはもうその内容を改める」ということです。

折角ここまでお読み頂いたのですから、もう一つよく似た四字熟語をご紹介しておきましょう。

張三李四
どこにでも居るごくごく普通の人物。

張家の三男と李家の四男、というところから来ている四字熟語ですが、日本の場合、張さんも李さんも多数派とは言えないですし、3人以上の兄弟も昨今は珍しいですから、「鈴一田二」(鈴木家の長男と田中家の次男)ぐらいに変えた方がいいのかもしれません(笑)。

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合格おめでとうございます(宮田国語塾) #2


現時点で頂いている、本年度の私立中学合格報告です。
合格された皆さん、本当におめでとうございます。

帝塚山中学(スーパー理系選抜クラス)

西大和学園中学

初芝富田林中学

灘中学

大阪星光学院中学

東大寺学園中学

帝塚山中学(英数クラス)

まだ増えるとは思いますが、とりあえずの状況です。

宮田国語塾は本当に小規模な塾であり、物理的・時間的制約から多くの生徒さんをお受けすることは出来ません。生徒数だけで言えば全国でも最小規模なのではないかと思います(具体的には片手で数えられるぐらいの生徒さんで精一杯です)。

その分、指導には全力を尽くしておりまして、国語塾としての指導は日本で並ぶところなし、というレベルを目指しております。ちょっと冗談ぽい話ですが、結構真剣なのです(笑)。現時点でそれが達成されているか否かは分かりませんが……。

ともあれ、生徒さんの大きな頑張りによって、今年も素晴らしい合格報告を受けることが出来ました。合格の知らせを聞くのは、塾を運営していて最も嬉しい瞬間の一つです。本当に嬉しく、ありがたく思います。

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合格おめでとうございます(宮田国語塾) #1


宮田国語塾の方ですが、本年度も合格のご報告をいただき始めました。合格なさった方は本当におめでとうございます。

まだ合格発表が行われていない中学もありますので、今日はここまで。

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中学入試国語 敬語の問題 #2 (灘中学編)


次の問題を見て下さい。
敬語として間違っている部分を正しく直す問題です。

灘中学 平成17年出題

次のA~Eは、店員と客のやりとりですが、それぞれ店員の発言におかしな所があります。傍線部を、正しい言い方に改めなさい。(ブログでは傍線部を赤字にしました。)

問題D
客「感謝フェアへの応募はレジでできるのですか。」
店員「申し訳ありません。郵送のみになっております。専用はがきでご応募するようお願いします。



灘中の問題はいつも面白いところを突いてきますね。
保護者の皆さんも考えてみて下さい。
少し空白を置いておきますので、答を考えてから下の方をご覧下さい。




















まず市販問題集(赤本)の解答。
「ご応募されるようお願いします。」

ブブー!間違いです(笑)。

確かに、「れる・られる」というのは尊敬の助動詞です。しかし、その前がマズいですね。

「ご○○する」という表現は、原則として謙譲表現。
例えば、「ご案内する」「ご招待する」といった形ですね。

ここでの主語は、客(応募する人)であり、店員からすると尊敬語を使わねばなりません。文脈的には、「ご○○下さる」という尊敬の形がよいでしょう。

また、合否には関係ない部分だと思いますが、「お願いします」よりも敬意の高い謙譲表現「お願い致します」または「お願い申し上げます」の方が、さらによいでしょう。店員としてはこちらの方がレベルが高い(笑)。

ということで、正解は、
「ご応募下さいますようお願い致します。」
「ご応募下さいますようお願い申し上げます。」

ちなみに、灘中の問題は、ここを取り上げていませんが、「申し訳ありません」の部分は議論が分かれているところです。私としては次のように理解・整理しております。

A.かなり厳格な考え方

「申し訳ない」というのは一語の形容詞である。したがって、「申し訳」と「ない」を分離することは出来ず、「申し訳ありません」や「申し訳ございません」というのは誤用だ。本来は「申し訳なく存じます」とでもすべきだ。

B.やや現状追認的な考え方

「申し訳ない」というのは確かに一語の形容詞ではある。しかし、もとはと言えば、「申し訳」という名詞と「ない」という形容詞が合体した語に過ぎない。したがって、「申し訳」と「ない」に分離して考えることが可能なはずで、「申し訳ありません」や「申し訳ございません」というのは誤用ではない。

まぁ、中学入試レベルなので、どっちでもいいんですけどね(笑)。テストで問われたと仮定して、私なら、「申し訳なく存じます。」と書きますね。Aの考えからもBの考えからも、正解になりますから。

ということで、パーフェクトな店員が話せば、下記の通り。

「申し訳なく存じます。郵送のみになっております。専用はがきでご応募下さいますようお願い申し上げます。」

ちょっとレストランの店員としては堅すぎる感じですが、お客さんも雇い主も喜んでくれるんじゃないでしょうか。

こうした問題を見ていると、灘中の国語の問題って、「日常で使う言葉を大切にする」ということを非常に強く求めているように思います。灘中に限りませんが、難関中を目指す小学生や保護者さんは、常日頃から自分たちが使っている言葉に敏感になっておくことが望ましいですね。それが結局は合格への近道だと思います。小学低学年から難関中学入試に向けて猛勉強!なんてのは逆に遠回り(というか危険)です。

そうそう、灘や東大寺などの難関中学の出題傾向について書こう書こうと思っているんですが、なかなかそこまで手が回りません。まぁ、気が向けば書いてみたいと思います。

パート3に続きます。

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中学入試国語 敬語の問題 #1


敬語は日本語文法の中でも、かなり難しい部類に入る分野でしょう。ちょっとした日常会話をこなすだけなら、大きな問題はないと思いますが、いざ正確・厳密に教えようとすると、かなり難しい。

平安時代文法における敬語法を完全に押さえてからでないと、現代における敬語法は絶対に正確に理解できない、というのが私の持論です。

思うに、古文で学ぶ敬語法の方が、骨組みがしっかりしておりシンプル。現在の敬語法は、それをもとにかなりデフォルメ・細分化されてきた(悪く言えば崩れてきた)ものですから、いきなり現代語の敬語法を学ぼうとしても、かなり無理があるように思います。

そういう意味で、中学受験生に敬語の問題は指導しにくいところがあるんですが、まさか古典文法にまで遡って勉強させるわけにもゆきません(中学受験の勉強として無意味すぎる)。古典文法における敬語法は、高校生にも難しいと思われているところですしね。

日本語検定などでも、敬語法は必ず出題されるジャンルですが、このジャンルで満点をとりたければ、平安時代の文法と現代の文法を対比させながらの勉強が、大きな力になると思います。って、そんなマニアックなことを考えているのは私だけでしょうけど(笑)。

さて、パート2以降で、実際の中学入試国語における敬語問題を取り上げてみましょう。

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iSlate iPad iPhone

今月末頃、Appleが新型タブレットPC(板のような形状をしたコンピュータ)を発表するのではないかとのニュースが流れています。

名称は「iSlate」または「iPad」と予想されているんですが、私のような電脳好きには、たまらない機能満載の模様。iPhoneを大きくしたものを想像して頂ければ、だいたいのところがお分かり頂けるかと思います。

私が最初にPDA(要するに携帯情報端末です)を利用しはじめたのは、確か1996年。今から14年ほど前です。日本ではまだPDAって何よ?という時代でしたので、アメリカから個人輸入です。今から考えると極めて貧弱な機能しかないんですが、それはそれは嬉しかった覚えがあります。ちょこちょこスケジュールを管理したり、覚書を見るぐらいなので、わざわざPDAを使う必要もないんですが、使うのが楽しくてたまらないわけです。

(誰ですか?私を電脳オタクだと思っている人は?まぁ、否定はしませんけれど(笑)。)

当時は、新しいPDAを買う度、周りの者に「またいいオモチャを買ったね~!」と笑われていたのでありました。

さて、時は流れて2010年。今手元にあるのはiPhone

写真や動画を簡単に撮影し、YouTubeの動画を見る。音楽を聴きながら、子どもと写真を眺める。出先ではGPSで現在場所の地図を確認。交通機関の時刻表も確認しながら移動です。手持ちの辞書データを数十冊分放り込んであるので、調べたいことは一瞬で調べられます。青空文庫で明治期の小説を読むのも簡単です。もちろんウェブやメールはお手の物。新聞は朝刊が来るよりも早くネット配信されます(紙ベースで発行されているものと全く同じ新聞です)。しかも上記全て、事実上無料です。

あ、そういえば電話もできましたね(携帯で話すのはあまり好きではないのです)。

ネットやコンピュータが完全に市民権を得た今では、周りの反応も上々です。ふふふ、私の時代が来ました。還暦を超えた私の母も、iPhoneなら欲しいということで、私の旧機種を利用中。やれ、グーグルがどうの、アプリケーションがどうのと質問されて、ちょっと仕事は増えましたが……(笑)。

で、今回の「iSlate/iPad」です。iPhoneで不便だと思うのは、書籍データの参照。画面が小さいから致し方ないんですけどね。何でもスティーブ・ジョブズ(アップルのCEO、天才的経営者)は出版・新聞の概念を変える!と意気込んでいるそうで、大いに大いに期待しているところであります。

iSlate/iPad、そのうち買っちゃうだろうなぁ……。

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センター試験後の小論文指導について


センター試験の後、よく小論文に関するお問い合わせがあるので、先にブログで書いておきます。

本年度は、センター試験後の短期集中小論文指導は行いません。

当方のスケジュール調整や授業準備に、莫大な負担がかかることがその理由です。本年度は高校受験生をお預かりしているため、当方にとっても1月~2月は非常に重要な時期です。ご理解賜れば幸いです。

確かに1ヶ月あれば、合格レベルまで持ってゆける可能性は高いですし(もちろん各人の学力レベルによります)、そうした授業・指導ができる機関がほとんどないということも重々承知しておりますが、やはり時間が……。

悪しからずご了承下さい。

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合格をお祈り申し上げます


今年も1月14日で中学受験国語の生徒さんの全授業日程が終了しました。例年のように、中学受験レベルでやれることはほとんどやりました。

当日は、自信をもって全力を出し切って下さい。皆、十分合格レベルの実力を持っています。大丈夫。

当国語塾で勉強された皆さんの合格を、心よりお祈り申し上げます。

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読み初め

年末年始は少しお休みを頂戴してリフレッシュ。で、何をするかと言えば、やっぱり読書と音楽鑑賞。って、日常と何も変わらない(笑)。

本と音楽は私にとって食べ物のようなもの。それなくしては生きてゆけません。今年の読み初め(新年になって初めて書物を読むこと。れっきとした新年の季語)は何にしようかと、昨年末、大型書店をウロウロ。数冊購入して正月準備も万端にしておいたのでした。

しかし、面白そうな本があるとついつい読んでしまう……。大晦日までにその中の数冊を読んでしまったのでした。あぁ、正月の楽しみが!

今年の正月に読んだ本で、かつ、このブログで紹介するに適する本は以下の通り。あ、適さない本というのは別に変な本ではありません。専門的すぎたり堅すぎたりして面白くないだろう、というだけの話です。念のため(笑)。

節約の王道 / 林望
京大少年 / 菅広文
大人げない大人になれ! / 成毛眞
能力開発マップのススメ / 林成之
ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 / 青砥 恭

あとは、岡本綺堂の随筆を少々。

ドキュメント以外はどれも軽い読み物なので、のんびり読むのに最適です。岡本綺堂以外は少し塾の仕事と関係がある本なので、また紹介してゆきたいと思います。

最後に、昨日の新聞で読んだ丸谷才一氏の俳句を紹介しておきます。楽しくなってくる句です。今年も宝船を漕ぎだそう!

枕もとに本積めばこれ宝船  丸谷才一


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のだめカンタービレ終演

コミックをそれほどたくさん購読しているわけではないんですが、いくつかのコミックについては、出版されれば欠かさず購入して読んでいます。

そのなかの一つ「のだめカンタービレ」

アニメ・テレビ・映画化されているので、皆さんもよくご存知かと思いますが、独創的なピアノ弾きの野田恵(通称のだめ)と、エリート音大生千秋真一の二人の恋愛関係?を軸とした、音楽コミックです。

5巻目ぐらいまで出版された頃に、何やらクラシック音楽関係のマンガが面白いらしい、ということを聞きつけ、一気に購入したのが始まり。副代表も私も、大のお気に入りのコミックとなったのでした。爾来、単行本が出版される度に買い、次号を楽しみにしていたわけです。

某音大のピアノ練習室で、のだめがベートーヴェンのピアノソナタ8番「悲愴」を弾いている。通りかかった千秋は当初、「これは『悲愴』じゃなくて『悲惨』だ!」との感想を抱く。しかし段々とそのピアノの独創性に惹かれてゆき……、というのが二人の出会い。このあたりを読んで速攻でハマってしまいました(笑)。

コミック23巻は、フランスのコンセルヴァトワール(ここではパリ国立高等音楽・舞踊学校のことを指します)に留学中ののだめが、パリの音楽界にデビューを果たすという重要な場面。デビューリサイタルはショパンのピアノ協奏曲1番、見事にパリのうるさい音楽雀やマスコミをうならせる演奏をこなす、というところでした(私、この巻、Krystian Zimerman & Polish Festival Orchestra のピアノ協奏曲1番を聴きながら読みました)。さぁ、ここからのだめが世界に雄飛(正確には雌飛?)するんだ、と信じ切っておりました。

ところが、「コミック24巻が最終巻です、ご愛読ありがとうございました」との知らせが!副代表と共に、「何でだよぉぉぉぉ、今からじゃないかぁぁぁぁ!」と叫ぶこと暫し。すごく中途半端な感じで最終回を迎えてしまったのでした。

作者の二ノ宮知子氏が出産さなったということも影響してるんでしょうか。また執筆再開されんことを切に願っております。実写版は予告編を見る限り、私のイメージと大きく隔たりがあるんですよね。千秋(玉木宏)はいいと思うんですが、のだめ(上野樹里)の演技が……。のだめの性格をコミックから分析する限り、あんなしゃべり方はしていないと思うなぁ。

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生誕200周年 ショパン&緒方洪庵

去年の年始、下記のような記事を書いたんですが、間抜けなことに1年勘違いしておりました。今年こそ本当に、ショパンと緒方洪庵先生の生誕200周年。このお二方については、個人的に大きな思い入れがあります。ということで、再掲御免。

   * * * * * * * * * * * * * * * * *

 ショパン / 緒方洪庵

今年生誕200周年を迎える有名人物の中で、私が特に興味を持っている二人です。

1810年、ショパンはポーランドに、緒方洪庵は備中(今の岡山県)に生を享けました。

片やピアノの詩人にしてパリ社交界の貴公子、片や西洋医学の先駆者にして適塾塾長。適塾を見学したときに、初めて両者の生年が同じであることに気づいたんですが、全然別の時代の人のように思い込んでいた(というか関連を考えたことがなかった)ので、少なからず驚きました。

ショパンは色々なイベントやCDの発売がありそうで今から楽しみですが、洪庵先生(敬意と親しみを込めてこう呼びたい)の方も何か記念式典みたいのものがあるんでしょうか。

適塾と洪庵先生については、いずれまたこのブログに書いてみたいと思います。どう控えめに見ても、適塾は、この国に現れ出た塾の中で最高の塾であることに間違いはないでしょう。有名大学に何人入れた、とかそんなレベルの低い話ではなく、ある意味、東大京大阪大の源流になっているわけですから(塾生だった福沢諭吉のことを考えれば慶應義塾も入れてよいかも)。松下村塾もすごいかもしれませんが、学問的な見地からすると適塾の比ではないでしょう。

適塾を「目標」とするなんて、おこがましすぎて口が裂けても言えませんが、せめて万分の一、億分の一でも近づければ、という気持ちで当塾を運営しております。

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皇后陛下の御歌


年始や歌会始の頃、新聞には天皇皇后両陛下の御製・御歌が掲載されます。私、とくに皇室を尊崇しているファンというわけではないんですが(もちろん反皇室を叫ぶ活動家でもありません)結構楽しみにしています。

そもそも和歌や俳句(もっと広く言えば詩)って、教えられて詠むものではありません。初歩的な決まり事を教えてもらうことは出来ても、それ以上を教わることは出来ない。ほとんどその人の文学的センスだけによって和歌や俳句は成り立つのだと思います。その人の感性や個性・センスが否応なしに現れ出るわけですから、これほど恐ろしい文学形態もなかろうと思います。

和食の店なんかに行くと、店長が詠んだと思しき和歌や俳句が飾られていたり、箸袋(というんでしょうか?割り箸が入っている袋です)に同様の俳句が書かれていたりすることがあります。

こういう和歌や俳句って、まず間違いなく駄歌・駄句です(笑)。妙な言葉遣いをしていたり、季語がおかしかったり。別に憤慨まではしませんが、書かない方がいいのになぁ、と思ってしまいます。

私? 私ごときが和歌や俳句などを詠むなど、20年早いと思います。せめて還暦を超えないと、詠む気にはなれないですね。

さて、話を皇后陛下の御歌に戻しましょう。

新聞には天皇陛下やその他皇族の方々の御製・御歌が掲載されていることが多いんですが、明らかに皇后陛下の御歌だけが突出しています。他の方々の御歌を貶すわけではありませんが、皇后陛下の御歌は、いずれも平明なのに美しいセンスがきらりと光っています。

検索してみると、宮内庁のウェブサイトに掲載されていたので、いくつかをご紹介しましょう。以下の御歌は同サイトから引用しています。

平成21年にお詠みになったお歌
御即位の日 回想
人びとに見守られつつ御列(おんれつ)の君は光の中にいましき


昨日付の新聞で読みました。詠み人の視線の暖かさがこちらにまで伝わってきます。

平成20年にお詠みになったお歌
北京オリンピック
たはやすく勝利の言葉いでずして「なんもいへぬ」と言ふを肯(うべな)ふ


北島康介選手のことをお詠みになっています。彼が金メダルを取った際に感極まって「何も言えねぇ!」と言ったことは、私もよく覚えていますが、この荒々しくも純粋な言葉を、和歌に昇華しておられます。やはりこの御歌にも、努力を重ね続けた者への暖かいまなざしが感じられます。

平成20年にお詠みになったお歌
旧山古志村を訪ねて
かの禍(まが)ゆ四年(よとせ)を経たる山古志に牛らは直(なほ)く角(つの)を合はせる


禍と直のコントラスト。被災者の復興への強い志が、「直く」「角」という言葉を通じてストレートに伝わってきます。同じシーンをお読みになった天皇陛下御製の御歌を合わせ読むと、皇后陛下の才のきらめきがなお一層お分かりになるかと存じます。

平成21年歌会始お題「生」
皇后陛下御歌
生命(いのち)あるもののかなしさ早春の光のなかに揺り蚊(ユスリカ)の舞ふ


この年の歌会始のお題は「生」。皇室の方々が「生」のすばらしさを詠まれる中、皇后陛下は唯一「かなしさ」を交えてお詠みになっています。「生とは悲しみ」という大きなテーマがごく自然に伝わってきます。

いずれの御歌も、皇后陛下の美しい文学的センスや、暖かいまなざしが感じ取られるものばかりです。お会いしたことはありませんが、本当に知的な方だろうと想像します。

ご興味のある方は、下記リンクからどうぞ。
天皇皇后両陛下のお歌 - 宮内庁

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2010年 謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

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