宮田塾のブログ

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合格おめでとうございます(宮田国語塾合格実績・2013年)


現時点で頂いている、2013年度の私立中学合格報告です。
合格された皆さん、本当におめでとうございます。
(集計漏れがあったので2013.02.02に改訂しました。)

大阪星光学院中学校 6名

東大寺学園中学校 5名

西大和学園中学校 5名

函館ラ・サール中学校 6名

愛光中学校 5名

清風中学校(理IIIプレミアムコース) 2名

奈良学園中学校(特進コース) 2名

明星中学校(特進コース) 2名

清風南海中学校(スーパー特進コース)

大阪桐蔭中学校(英数選抜コース)

四天王寺中学校(英数IIコース)

帝塚山中学校(英数コース)

清風中学校(標準コース)

関西学院千里国際中等部

大阪女学院中学校

早稲田摂陵中学校

関西大倉中学校

桃山学院中学校

土佐塾中学校

高槻中学校


多忙のためなかなか集計ができず、ご報告が遅れて申し訳ございません。ともあれ、今年も生徒さんの大きな頑張りによって、素晴らしい合格報告を受けることが出来ました。合格の知らせを聞き、本当に嬉しく、ありがたく思います。

なお、卒塾生の方々については、今後も勉強全般についてのご質問を承りますので、お気軽にお電話下さいませ。

中学校でも充実した学生生活を送って下さいね!


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合格のご報告を頂いて

今年の中学入試もそろそろ終了の時期、合格のご報告をたくさん頂いております。今年も、皆さんが志望していた難関中学に合格されていくのを見て、本当に嬉しい気持ち・感謝の気持ちでいっぱいです。

合格データは集計した後、このブログや当塾ウェブサイトに掲載する予定ですが、東大寺学園中学、大阪星光学院中学、西大和学園中学などは特に合格率が高かったように思います。

なお、2月または3月に開講する来期授業の受講生の皆様には、そろそろご連絡を差し上げていきたいと思います。いましばらくお待ち下さいませ。

来期の中学受験生にも素晴らしい結果をあげてもらうべく、今年も頑張りたいと思います。




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2013年 大学入試センター試験 国語 問題解説 (小説編)


昨日今日と、2013年度大学入試センター試験が実施されていますが、宮田国語塾としては、やはり国語の問題が一番気になります。今日(2013.01.20)は朝早く起きて昨日の問題に目を通し、ネット上の関連情報も見て回っていますが、大手予備校のサイトを見てもまだ「概観」が出ているだけで、各設問毎の解説は出ていないようです。

ということで、日本一速い(?)宮田国語塾版の2013年度大学入試センター試験国語・各設問解説記事を書いてみたいと思います。ただ、この記事では、時間の都合上、第二問「小説」だけを取り上げることとします。今年の小説問題は客観的に見て少し難しい気がしますし、ネット上でも難しく感じた受験生が多いように見受けますので。

問題・解答は、下記サイトから閲覧またはダウンロードして下さい。まだ受験生でない方、昔取った杵柄でちょっとやってみてやろうかなんて方もどうぞ。

朝日新聞デジタル:2013年度大学入試センター試験 - 教育

2013年 大学入試センター試験特集 - 47NEWS(よんななニュース)

解説内で指摘する行番号などについては、上記からダウンロードできるPDFファイルを元にしています。



第二問の解説に入る前に、センター試験国語において最も注意してもらいたい点を指摘しておきます。それは、「センター試験国語は徹頭徹尾『読む』試験だ」ということです。

二次試験のような記述答案を作成する=「書く」必要がありませんから、当たり前じゃないかとお思いかもしれませんが、徹底的に読むのは「本文」だけではありません。もちろん「本文」も重要ですが、むしろ「選択肢」こそが、「読まれるべき」対象=しつこく徹底的に検討されるべき対象です。

その上で、矛盾点や不自然な部分を有する選択肢を厳密に削り落としてゆき、最後に正解を選び出すというスタイルこそが最も大切です。イメージとしては、化石の発掘者が不要な泥や土を払いのけて、化石本体を手にする感じとでも言いましょうか。センター試験において、消去法は「正義」だといっても過言ではありません。

逆に言えば、記述問題と異なり、解答のイメージが浮かばなくても心配する必要はありません(浮かんで悪いわけではないけれど)。来年の受験生には、とにかく「選択肢を精査する」ことを重視してもらいたいと思います。

そんなわけで、今回の解説も大上段に構えず、受験生観点からの「選択肢の切り方」に重点を置いて、シンプルなものにしておきます。



さて、本文の解説に移りましょう。

今年は珍しく明治時代生まれの作家、牧野信一による小説です。時代背景が現在とは異なるので、戸惑った受験生も多いかもしれません。主人公は36行目にあるように、短篇を書いているわけですから「小説家」だと考えられますが、この時代の「小説家」は社会による認識が現在とはかなり異なります。いわゆる「文士」というやつでして、「小説を書くという雲を掴むようなことをしている prodigal (放蕩・ぜいたく)な人間」というイメージです。少なくとも立派な職業という感じではなく、どことなく道を踏み外した感じがあったわけです。

実際、この文章でも、主人公は(息子がいる年齢にもかかわらず)父親から金銭的援助を受けているようですし(12-13行目)、主人公の母親も「せめて純一がもう少し家のことを……」とこぼしています(88行目)。

そんな息子と夫(この人もかなり放蕩な人だ)に悩まされる母親に少し同情してしまうんですが(笑)、小説問題で主観的に考えてはいけません。あくまでも、作者の分身であろう主人公の純一が、父や母に対してどのような感情を抱いているかに着目しながら、問題を解いていく必要があります。

<問1>

全体的に辞書的な意味で正解を導けるでしょう。語彙的には中学入試で出てもおかしくないレベルです。ただ、文脈に適合しているかのチェックは怠らないで下さいね。

(ア)「愛想を尽かしていた」

「愛想」は人に好感を持たれるような言葉や態度ですから、「人に好感を持たなくなる」というのがこの語の辞書的意味です。それが分かっていれば、正解は1ですね。2は「理解」が、3は「体裁を取り繕う」が、5は「戸惑っていた」が語義から大きく離れています。4は迷うかもしれませんが、26行目に注目。母は「笑いを浮かべたまま黙って」取り合っていません(ここだけでも正解1と言える)。「いらだちを抑えられないでいた」なら文句の一つも言うはずですね。

(イ)「間が悪かった」

「間」とは、もともと「間隔・空間」のことですが、転じて「その場の雰囲気」という意味も持ちます。そこから「間が悪い」というのは、「きまりが悪い・恥ずかしい」という感じになります。そのイメージがよく出ている5が正解。2は「煩わしかった」が、3は「理解できなかった」が、4は「考える余裕」が、語義から離れすぎです。1は迷うかもしれませんが、67行目に注目。傍線直前に「そんな気はしなかったが」とハッキリ書かれているので、気持ちが揺らぐという表現とは合いにくいですね。

(ウ)「気概」

語義から一発で正解4を導き出したいところです。1・2・3・5いずれも語義から大きく離れています。「いやそんな言葉知らなかったよ」という人のために説明を加えておくと、89行目、傍線の直前部を見て下さい。「親父でも何でも遣り込めるぐらいな気概」とありますね。「遣り込める」という迫力に必要なものを考えたとき、2or4あたりには絞り込めると思います。ただ、やっぱり、これぐらいの語義は押さえておきたいところです。

<問2>

傍線部Aまでの流れを押さえておきましょう。

金銭的援助などしないと父が言っていたことを聞く(12行目)
 ↓
ドキッとし自分の無能を感じる(14行目)
 ↓
「勝手にするがいいさ」と捨て台詞(17行目)
 ↓
いかにも自信ありげだがそれはうわべだけ。内実は全然伴っていない(19-21行目)

パパにお金の援助をしてもらえなくなるかも。ガクガクブルブル。でもかっこ悪いし、言葉だけはカッコイイこと言っとこう。てな感じですね。

この流れをつかんでおくと、選択肢3・4・5は切れそうです。4・5の「父が家に戻る」ということ、3の「父を懲らしめる」ということはここでは問題になっていないからです。

1の「父の高圧的な態度をあえて意に介さない」、2の「父の支えなど必要としないかのように強がって」というのはどちらもありえますね。

選択肢後半を考えるために、もう少し本文をたどってみましょう。中学受験レベルの話ですが、傍線部の後の指示語はとても大切です。「こんなものの云い方やこんな態度は、(中略)母に対する一種のコケトリイだった。」(18-19行目)という部分をもう少し単純にすると、

私の自信ありげな振る舞い=母への媚を含んだ振る舞い

ということですね。「コケトリイ」という語に注釈が付いていますが、これは最大限有効活用すべきです。「媚(こび)」という語を考えれば、選択肢後半部分はあっさり二つに絞れます。2「母の言葉に調子を合わせたかった」3「母の機嫌を取って」の二つです。

上記二つの考えを合わせれば正解は2となります。

<問3>

ここまでの流れを整理しておきましょう。

母との会話で「地球儀」が話題にのぼる(34-35行目)
 ↓
私は胸を突かれる思いがする(35行目)
 ↓
書きかけの短篇小説を思い出す(37行目)
 ↓
小説内小説「地球儀」の紹介(38-75行目)

小説内小説とはなかなか凝った造りですが、読んでみると「地球儀」を介した家族のふれあいや、主人公の父への思い・愛情が描かれています。74行目にあるように、主人公はアメリカにいる父を思いながら地球儀を回しつつ「早く帰れ早く帰れ」と言っていますね。

そんな父への愛情を感傷的に(38行目)小説に書いておきながら、その一方で、母の前では父のことを「勝手にするがいいさ」などと言って突き放している振りをしているわけです。そんな矛盾した態度、普通の人ならちょっと小っ恥ずかしく感じますよね。

この流れは、もう一度84-85行目で確認されます。私は「(父など)帰るな、帰るなだ。」と口走りますが、同時に先程の地球儀に関する「お伽噺(ここでは子ども向け物語の意)」を思い出して、小っ恥ずかしくなりホニャホニャ〜となっているわけです(笑)。

選択肢の検討に移りましょう。

1はそもそも「お伽噺」(小説内小説)のことに触れていないからダメ。

2は「お伽噺」(小説内小説)の内容に触れていません。「お伽噺」(小説内小説)の内容、つまり「父への愛情・思い」こそが重要なはずなのでダメ。

3は「母を支えていくと宣言した」とありますが、それは言い過ぎです。母に同意すること=母を(経済的に)支えることではありません。

4.5はいずれも「お伽噺」(小説内小説)の内容に触れていますが、5はその内容の捉え方に問題があります。「大人に褒められたいとばかり考えていた幼い自分」に対応する表現は小説内小説に見当たりません。「不在の父を思う暖かな家族の姿」とする4が正解です。

選択肢4の後半部分は「感情に流されやすく態度の定まらない自分を恥ずかしく感じた」とありますが、ここもバッチリですね。先述したように、偉そうにいいながら、「パパ大好き」なんて小説を書いていたわけですから。いずれにせよ、正解は4。

<問4>

問4は難問でしょう。ここまでの流れを整理しておきましょう。

叔父と母の会話。二人に悪気はなさそうだが、私のことを小馬鹿にしているように聞こえる(88-97行目)
 ↓
法要の席で親族一同に挨拶をするがしどろもどろ。心の中であれこれ思っていたり、ペコペコお辞儀をしてごまかしたり、汗まみれになったりで、グダグダ状態(98-104行目)
 ↓
叔父との会話。父の洋行について尋ねてみる(109行目)
 ↓
叔父にお前は二代目だと言われる=お前も親と衝突している点では父親と同じだと言われる(113行目)
 ↓
叔父に合わせて愛想笑い(114行目・傍線部)

選択肢の検討に移りましょう。

1は、父が「外国に行っていた理由を本心から知りたかった」という点がまずい。本文109行目には「今更尋ねる程の事もなかったのに」とあるからです。また、「母にも落胆している」という部分もおかしいですね。傍線部は叔父との対話の中で生じた感情を表しているからです。

2が正解なので解説は後回しにして、選択肢3について。私は父をかばっている訳ではありません。98行目の「私は父の代わりとして末席に坐らせられた」という受動的な表現からもそれは窺えます。また、選択肢3には、法要の進行を務めたことを評価してほしかったとありますが、ここも不自然です。それなら叔父にその旨をもっとアピールするはずですから。

次に選択肢5。「父に代わって本家の務めを果たそうとする努力を認めてくれない」とありますが、ここは選択肢3で述べたとおり、不自然ですね。

で、多くの受験生は選択肢2と4で迷ったのではなかろうかと思うんですが、4の方は「祖父の悲しみを思えば」というところが引っかかります。祖父は死んでいるわけですし、今更その感情に配慮する必要もないはず。あと、「揶揄」という表現。おかしいとまでは言いにくいんですが、2の「嘲笑」のほうがより適切な感じがあります。113行目で叔父は「ハッハッハッ……」と「笑って」いますし、96行目で母も笑っているからです。

そんなわけで、選択肢2を読んでゆくと、矛盾点が少なそうです。父の不在を受け入れがたいというのは、109行目の「外国などへ」という表現に合致します。「など」という表現は「なんか」と同じで、「軽く見ている・わざわざそんなことしなくてもいいのにと感じている」ことを表しており、平たく言えば「外国へ行かなくてもいいのに行っちゃった」という趣旨になるわけです。

「嘲笑」は先述したとおりですが、「あいまいな返事」というのも本文114行目が「……」や「———」を使って表現しているのにピッタリですね。自己反省している点・自己嫌悪している点も矛盾はありません。

というわけで、正解は2。

<問5>

流れを確認します。

再び母が地球儀を邪魔にする場面(116-120行目)
 ↓
ここで初めて私の息子「英一」が登場(122行目)
 ↓
地球儀を題材とした「お伽噺」(小説内小説)を思い出す
=「父への愛情・思い」を思い出す(122行目)

傍線部Dは「擽(くすぐ)るような思い」ですから、心情説明としては、こそばゆい感じの表現がほしいところ。

選択肢の検討に移りましょう。なお、各選択肢の1行目前半部分はすべて同じであることに気がつけば(センター試験ではよくあることです)、そこは読み飛ばせますね。

2は、父として息子の人生を支えるべく「過剰に気負い立つ」というところに矛盾を感じます。こんなに強い感情なら、それに対応する表現があるはずですが、それがない上に、傍線部Dでは言葉を呑み込んでいるぐらいです。よってバツ。

3は「地球儀を彼(息子)に引き継ぎたい」というところがダメ。選択肢2と同様の理由です。

5は「自分の目指すべき世界を指し示し続けるもの」「自負」という表現がダメです。こうした積極的・肯定的な評価を下すには、本文の表現が弱すぎます。先程から言っているように、私は「言葉を呑み込んで」いるわけで、消極的な態度が表れていますよね。

ということで、迷うのは1と4でしょう。

1と4を読み比べてみると、1は「お伽噺」に表される「私の父に対する愛情」と「息子の私に対する愛情」とがリンクされていますが、4の方はそうしたリンクがありません。この時点で、おそらく1が答であろうと感じるわけですが、もう少し検討してみましょう。

4の「過剰な感傷」「自分を照れくさく思う」という部分に大きな問題はありませんが、「家庭的に恵まれなかった」という部分には違和感を覚えます。この文章の場合、「死去や離婚という理由で父がいない」のではなく「(仕事や事業で)外国にいるため父が家にいない」だけですね。本文中に父親が子どもに辛く当たったという事柄も見つかりません。

そこで選択肢1を読んでみると、特に矛盾点はありません。「私は父が好きだった」「生まれたばかりの息子も私を好きになってくれるかも。テヘッ。」まぁ、「身勝手」な話です(笑)。「気恥ずかしさ」を感じても無理はありません。

ということで、正解は1。

<問6>

解答は二つあります。間違って一つだけマークして次に移らないように。最悪の場合、マークずれで古文・漢文全滅なんてこともありえますので。いきなり選択肢の検討に移ります。

選択肢1
短編小説内でも「一人称を使って語られる」という部分がダメ。短編小説内では「彼」という三人称が用いられています。あと、祖父への思いや感情が詳細に描かれているとまでは言えません。よってバツ。

選択肢2
会話部分が非常に多いのは間違いありません。「です・ます」はいくらでも見つかりますが、「そうでない言い方」も2行目に見つかります。( )の挿入も99行目以降にありますね。選択肢後半は迷いますが、ちょっと保留してつぎの選択肢へ。

選択肢3
会話文では「……」が用いられているとありますが、問題にもなっていた114行目を見ると、「……」とともに「———」も用いられています。この「———」も明らかに「余韻や間を表すために」用いられていますね。よってバツ。

選択肢4
短編小説(小説内小説・お伽噺)は、少年の父への思いを介して、私の心を描いていると考えてよいでしょう。文章を全体として見ると、過去と現在、愛情と反感を描いているわけですから、「人物を重層的に描き出す」という表現もおかしくはありません。

選択肢5
1行目から3行目の「隔たりを」という部分までは特に矛盾はないように思われます。しかし、3行目の「比喩的」という部分が致命的です。比喩とは、物事の状態や様子を他の物事でたとえる表現ですが、簡単に言えば「まるで〜みたいだ」という表現に置き換えられるような表現です。ここはそういう表現ではないですよね。よってバツ。仮に「象徴的」なら答になり得る選択肢ですが。

選択肢6
最後の部分、「祖父の法要で前後三日間と挿入された短篇中の時間との区別を曖昧にしている」という点が明らかにおかしいですね。ほとんどの受験生はこの二つの部分をはっきりと別部分だと感じ取れたと思うんですが、そうであってみれば区別が曖昧だとは言えませんよね。よってバツ。

そんなわけで、正解は2と4です。



ずいぶん長い記事になってしまいました。授業ではもう少し突っ込んで説明もしているんですが、今日はこれぐらいで。できれば論説・古文・漢文についても書きたいんですが、そこまでは時間がなさそうです。

来年または再来年にセンター試験を受験しようとしている人は、早めに対策をしておいて下さいね。

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入試本番 塾生の成功を心から願う

今日1月19日は本格的な入試のスタート日です。関西圏の中学入試、大学入試センター試験、受験する宮田国語塾塾生の成功を心から願っています。

中学入試に関しては、この数週間、最後の追い込みという趣旨で、かなりの数の入試過去問を潰してきました。「潰す」というのは受験用語で、「徹底的に勉強して吸収し、その問題に関してはこれ以上学ぶところはないというレベルにまで持っていく」といった意味なんですが、どの塾生も本当によく頑張って難関中の過去問を潰してくれていました。

どの塾生についても、当塾に入った頃の答案の状況をよく覚えていますが、その頃と比べると、本当にキレのある筋の通った記述が書けるようになっており、選択肢問題についても完全に理詰めで解けるようになっています。指導していて、本当に成長してくれたなぁと、感慨深いものがあります。

彼・彼女らがここまでの高い学力を身につけたのは、私の指導というより、ひとえに本人たちのたゆまぬ努力によります。私の役目は、その努力を明後日の方向ではなく、正しい合理的な方向へと向けることに過ぎません。

例年この時期は、ご要望に応じて、平日でも朝7時頃から夜11時頃までの範囲で授業をお引き受けしているんですが、皆ものすごくタフに集中力を切らさず頑張っています。これほど集中して勉強している受験生って、高校受験はもちろん大学受験でもそう多くはいません。ずいぶん年下の存在ではあるんですが、そうした真剣な努力を見ていると、私の方も頑張らねば!と思わされることがよくあります。是非是非志望校に合格して欲しいと心から思う所以です。

中学受験をご存知でない方は、学校を休んでそこまで勉強するなんて狂気の沙汰だとお思いかもしれませんが、それが今の中学受験の現実である以上、我々としては淡々と対応するのみです。

宮田国語塾の塾生が志望校合格の栄冠を勝ち取ることを願いつつ擱筆。




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入試や大事な試験の際は試験会場近くに宿泊すべし

昨日あたりから、東日本を中心に大荒れの空模様となっているようですね。大学入試センター試験が今週の土曜日から始まりますが、受験生の皆さんに気を付けてもらいたいのが、受験会場までのアクセスです。

私、受験生にはいつもこう言っています。

大事な試験については、試験会場の近隣に宿泊すべし。交通機関を信じるべからず。

入試は冬まっただ中に行われるにも関わらず、都会(特に関西)の交通機関は、降雪等に対して非常に脆弱です。ちょっと雪が降るとダイヤが乱れ、場合によっては完全に麻痺してしまうことも。それ以外に、人身事故によってもダイヤがしばしば混乱します。

こんな脆弱なものに、今までの懸命な努力を無にされてはたまりません。ある意味、一生が変わってくるかもしれない。悪いことは言いません。大学入試、特に二次試験については、当日電車で行ける場所であっても、入試会場近隣に宿を取るべきです。



思い出話もしておきましょう。私が高校生がだったころ — 随分昔の話になってしまいました、つい最近の様な気がするのに(笑) — の話です。

昔からどちらかというと勉強は得意な方でして、高校生の頃も模試の成績は良好でした。大体は、数学はまぁそれなり(苦笑)、国語・英語で荒稼ぎ、というパターンでしたが、全科平均の偏差値でたいてい75はあったんですね。

そんなわけで、模試はA判定しか取ったことがありませんし、学校の先生も「お前はどんな大学でも現役で行ける」と評価してくれていたんですね(ちょっと自慢、エヘン)。理系進学には全く興味が湧かなかったので、あくまで文系進学の話ですが。個人的には東京に行くなんて気持ちはさらさら無く、「そりゃ京大に行くしかないだろう!」なんて考えていた私は、生粋の関西人でございます。

私は小学校も中学校も高校もすべて家の近所、徒歩数分という学校に通っていました。高校(府立高津高校)に至っては、中学校よりも近かったぐらいです。学校から近い生徒は自転車通学禁止だったんですが、こっそりと自転車で通っていたので(すいません)、高校への通学所要時間は3分程度。

そんな環境でしたから、朝の満員電車に著しく耐性がありません(笑)。乗っているだけで精神的に疲労することこの上なく、それだけで一日の労力を使いそうな感じすらします。私、ちょっと閉所恐怖症気味なんです。通勤通学で何時間も満員電車に揺られている方々を本当に尊敬します。

さて、高校生活も無事終了に近づき、いよいよ大学受験本番となった際、まずは共通一次試験(確か共通一次試験最後の年だった)を受験したわけですが、そこまで深く考えていなかった私は、宿を取るはずもなく、気楽な気持ちで友人と共に会場に出向きました。通勤客のいない日でしたから、満員電車といっても高がしれているんですが、私にとっては非常にしんどい移動時間でして、かなり後悔。成績は悪くはありませんでしたが、二次試験に向けての課題が見つかりました。

「試験で全力を発揮するためには、移動に労力を使ってはダメだ。それに加えて、降雪や人身事故などで交通機関が麻痺することも考えられる。そんなのに巻き込まれたら、いくら大学側が善処してくれても、かなりのハンデを背負うことになる。二次試験は大学のそばに宿泊しよう。」

そんなことを考えたのは私だけのようで、友人には「お前の家から京大まで1時間ぐらいだろ、それぐらい我慢しろよ」「それ贅沢すぎるやろ」と言われましたが、失敗して浪人するより親に迷惑はかからないはず。で、宿を探し出し始めましたが、京大近辺のホテルはすべて予約でいっぱい。そりゃそうですよね、宿泊一月前に京都の宿を探そうという方が悪い。最終的には、京都に住む親類のつてを頼って、何とか京大病院のそばに二泊分の宿を取ることができました。

「ここなら京大キャンパスまで徒歩数分だし、這ってでも入試会場に向かえるぞ。むしろ大雪が降って交通機関が麻痺して欲しいな、そしたら俺めっちゃ有利なんだけどな〜」なんてバカなことを考えていた頃、受験票が届きました。

「えーっと、入試会場は……、げげっ!京大キャンパスと違うやん!関西文理学院ってどこやねん!」

そうです、その頃は大学のキャンパスが手狭になっていたのか何なのかよく分かりませんが、各学部持ち回りで入試会場を大学の外に借りていたのでした。たまたま私が受験した年は法学部が当たり年だったわけです。後で知りましたが、関西文理学院は京都の有名な予備校(現在は閉校)。入試会場が予備校って、模試と変わらへんやん……。しかも京大から結構離れてるし……。

いまさら宿を変えるわけにも行かず、そのまま宿泊することにしたんですが、これが結構良かったんですね。

入試前日、のんびりと京都入りし、京大キャンパスをウロウロ。再来月にはここの学生になれているといいんだけど……と思いながら丸太町通り沿いの喫茶店に入りコーヒーを飲んだりして、気分だけは大学生です。

で、宿に向かうも目印になる京大病院がどこだか分からない。道行く人に「すみません、京大病院ってどこでしょうか?」と尋ねたところ、大笑いされました。京大病院の真ん前で京大病院への道を尋ねる奴はまぁそういない(苦笑)。

そんなことからも分かるように、その頃の私は京都の地理に不案内でしたから、宿から関西文理学院までバスなどの公共交通機関で行くのが不安でした。そもそもバスは時間通りに運行されないことが多いですし、満員バスで疲れるのも嫌だ。

そこで、贅沢ついでにタクシーで移動することにして、朝は宿の前までタクシーを回してもらうことにしました。これがなかなか良かったんですよね。周りの受験生がみんな歩いて会場に向かう中、一人だけ悠々とタクシーで登場(笑)。「運転手さん、会場そばまでお願いします」なんて、生意気な高校生ですが、入試の二日間とも、とても優雅な気分で入試会場入りできたのでした(他の受験生からするとちょっと顰蹙ものですが)。

これって、馬鹿らしいとお思いかもしれませんが、私はとても重要なことだと思っています。特別な日はちょっと贅沢をして気分を盛り上げた方がいい。それで成功につながるのなら、その贅沢は必要経費だと言っていい。

気分的なことだけではなく、出発ギリギリまで寝ていられましたから、入試本番で頭をフル回転させて全力を出し切ることにも役だったようにも思います。そんなこんなで、入試にも無事合格しました。



思い出話が随分長くなりましたが、満員電車に慣れていない人はもちろん、満員電車に慣れている人も、大事な試験については、試験会場の近隣に泊まることをお勧めします。交通機関を過信するべからず。




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大阪市立小学校の学校選択制 再び

大阪市天王寺区長から、息子の通う学校を介して、「学校選択制と指定外就学の基準拡大にかかるアンケート調査」の依頼がありました。この件、以前にもアンケート調査があり、下記のブログ記事にしたんですが、またまた同じようなアンケートです。

大阪市立小学校の学校選択制:国語塾・宮田塾のブログ

なんでも、今回は「最終的な方針案をとりまとめるため」「全ての保護者の皆様を対象に意向調査をさせていただきます」とのことで、面倒ではあるんですが、一保護者として回答せざるをえません。

このアンケートには、以前行われたアンケートのデータが添付されていたんですが、こちらはなかなか興味深いものがあります。私も実際に回答した者の一人ですし、情報公開は民主主義の大前提ですから、ここに基礎情報としてデータを記載しておきたいと思います。

議論を広げるのは大変なので、「大阪市立小学校の選択制について」というテーマに絞っておきます。

平成24年(2012年)5月実施のアンケート結果

調査対象は以下の通り。

就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 2229人
小学生の保護者 3168人
一般区民(区政モニター) 1000人
全体 6397人

回答回収数は以下の通り。

就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 1141人
小学生の保護者 1779人
一般区民(区政モニター) 442人
全体 3362人

<小学校の選択制について>

賛成又はどちらかというと賛成
就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 47.5%
小学生の保護者 27.9%
一般区民(区政モニター) 30.6%
全体 34.9%

反対又はどちらかというと反対
就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 43.8%
小学生の保護者 62.3%
一般区民(区政モニター) 61.6%
全体 55.9%

どちらでもよい又はその他又は無回答
就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 8.7%
小学生の保護者 9.8%
一般区民(区政モニター) 7.8%
全体 9.2%


平成24年(2012年)9月〜12月に実施された意見聴取会及び戸別訪問によるアンケート結果

調査対象は以下の通り。

就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 1551人
小学生の保護者 2502人
全体 4053人

回答回収数は以下の通り。

就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 164人
小学生の保護者 870人
全体 1034人

<小学校の選択制について>

賛成又はどちらかというと賛成
就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 40.9%
小学生の保護者 20.5%
全体 23.7%

反対又はどちらかというと反対
就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 51.8%
小学生の保護者 70.2%
全体 67.3%

どちらでもよい又はその他又は無回答
就学前の子ども(幼稚園・保育所)の保護者 7.3%
小学生の保護者 9.3%
全体 9.0%


上記データを見ると、時間の経過と共に、小学校を選択制とすることに反対する人の割合が増えていることが分かります。特に注目されるのは、2回目アンケートにおいて、「小学生保護者の反対率が70.2%に上っている」ということです。

個人的には、学識経験者の議論より、大切な子どもを実際に小学校に通わせている保護者の意見の方が、はるかに重要視されるべきものだと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか。ややこしい憲法学の議論を持ち出すまでもなく、地方自治は住民自治ですからね。

今後、天王寺区・大阪市の学校選択制に関する議論がどのような結論に至るかは私も分かりません。しかし、上記データが、区政や市政の地方自治としての成熟度を測るものさしになることは間違い無いでしょう。マスコミもあまり詳細なデータは伝えてくれませんから、このブログ記事が一つの判断材料になれば幸いです。

ともあれ、現場に我が子を置く保護者の7割以上が反対する制度を区・市が導入するか否かは結構な見物だと思います。


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入試国語と過去問


さすがに年始は少しお休みを頂いていたんですが(冬休みの息子とも遊んでやらねば)、1月4日から仕事を再開しました。まだ授業自体は少ないんですが、授業準備が山のようにありますから。今年も頑張ろう。

さて、入試直前ということで、宮田国語塾の方では、各受験生が実際に受験する中学や大学の過去問を徹底的に勉強しています(or 勉強してきました)。

今までに何度か書いてきましたが、いくら力説してもしたりないのでまた書かせてもらいます。こと入試国語に関しては、実際の過去問に勝る教材はありません。

その根拠は以下のごとし。

☆ 一年に一度だけの入試という機会に合わせて念入りに作られた問題である。

☆ (原則として)国語科の先生方が合議して練りに練った問題である。

☆ こういう生徒が欲しいというメッセージが問題に込められている。難関校の場合、そのプライドが表明されていると言ってもよい。

☆ 受験する側からすれば「実際の入試問題」で合格点を奪取することが至上目的である。模試の問題でいくら点数を取っても意味はない。


現段階で、過去問をあまりやってこなかったという人は、真っ青な顔をして必死で勉強して下さい。いや、冗談ではなく。

過去問の勉強の仕方は、あっさり撫でるだけではいけません。国語の過去問から徹底的にエキスを搾り取って、煎じ詰めて、匂いを嗅いで、矯めつ眇めつして、何度も何度も味わって……という感じで勉強して下さい。ちょっとマニアックすぎる?いやいや、それぐらいで丁度いいんですよ。

自分が恋い焦がれている志望校が出した問題です。自分の好きなアイドルが発表したCDや写真集の如く、何度も何度も味わって欲しいんですよね。「キャ〜!まつじゅん〜!」「ウォ〜!ももいろクローバーZ!」みたいに(笑)。

入試国語過去問題の具体的な勉強方法は、なかなか文章では伝えにくいところがあります。問題を解いて丸つけをする段階では、勉強の10パーセントも終わっていないんじゃないでしょうか。そもそも、記述の場合は採点自体が難しいわけですし。問題集の解説を読んだところで、たいていの場合は頼りになりませんし、模範解答についてもメチャクチャなものがいっぱいあります。

そんなわけで、入試国語は信頼できる指導者に教わる・質問する必要性の非常に高い科目だと思っているんですが、まずは学校の先生やお通いの塾の先生をあたってみて下さい。それでは足りぬ、より専門的にしっかり勉強しようという方は宮田国語塾へようこそ……と、宣伝はこれぐらいにしておきます(笑)。



教える側からすると、本当に良い入試問題というのは、教えるべき事・伝えるべき事がたくさん詰まっているんですよね。問題文の扱っているテーマ、記号選択問題への対応法、登場人物の感情の読み取り方、字数内で記述をまとめる方法、文法的な問題、漢字の根本的な勉強方法などなど。

仕事柄、毎日毎日そうした問題を見ていると、色々なことに気がつきます。「毎年この学校は指示語を厳密に捉えることを強く求めてくるな」「二律背反的な表現の処理をさせるのが好きな学校だな」「微妙な表現の差を読み取らせるのが好きな先生が多いんだな」といった感じです。

よく取り上げる中学・大学なんかについては、半ば「季節のあいさつ」を受け取っているような感じになっています。今年も例年通りいい問題を出題してくれているなぁ、と思うことが多いんですが、稀に「今年はどうしたの?調子悪いの?」と思うような問題が出ることがあります。

取り上げられている問題文の論理性や文学性も低く、正解となるであろう選択肢は本文中の根拠に乏しい、記述問題の字数制限もピタッと来ない、といった風なんですが、それ以外の大問は例年通りビシッと締まった問題だったりすると、色々想像してしまいます。

古参の先生方が大問2と大問3を作成したのかな?新入りの先生を鍛えるためにor自信を持たせるために大問1を任せたんだろうか?あまり合議がうまくいっている感じはないなぁ。いや、ひょっとして国語科にクーデターが起こっているのか?定年間近の先生が学内政治面で押し切られているんだろうか。ひょっとして理事の親戚筋が教師として赴任してきて、自分の意見を強引に反映させたとか……。

どうでもいい想像ばかりしてしまいます(笑)。


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2013年 謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

当塾は今年で創立11周年を迎えますが、これもご支持いただいている皆様方のお陰だと存じます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

皆様におかれましても、実り多き一年となりますよう。




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