宮田塾のブログ

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国語記述問題に下書きは必要なし


大学入試国語の答案を作成する際のヒントになりそうなブログ記事を見つけました。京大経営管理大学院の川北先生のブログです。先日の京大入試を監督なさった際のご感想を記していらっしゃいます。

川北英隆のブログ - 京都大学 経営管理大学院 川北英隆ホームページ

以下、上記ブログ記事より引用。

文章で答えないといけない問題に関して、下書きをしている受験生が多い。字数の上限が与えられている場合であっても、適当に書けばいいのではないかと思うし、学生の頃はそうしていたものだ。僕の友人にも「下書きをしないと」と主張するのはいなかった。

世の中が慎重になったのか、妙に緻密になったのか。採点する側からすると(大学入試の採点は経験がないものの、他の試験の採点の例からすると)、ポイントを押さえて解答しているかどうかが最重要であり、文章の細かな上手下手までは評価する時間的余裕がない。もう少し言えば、そこまで評価すると主観が大いに入ってしまうので、むしろ避けている。ということで、下書きなしに大胆に答えていいと思うのだが。


国公立大学入試の国語では、結構な長さの答案を要求されることがあります。60〜100字程度を基本として、150字以上、200字〜300字程度の答案が求められることも珍しくはありません。

採点者の方もなかなか大変だろうと思うんですが、やはり記号選択式の問題からは窺えない「記述力」を見たいという事なんでしょう。

長くなればなるほど、「下書き」をしたくなるのが人情というものですが、答案の下書きは必要ありません。より正確には、下書きをしてはなりません。試験という限られた時間の中で、そんなことをしている暇はないからです。私も長年指導をしてきましたが、国語の問題については、生徒に下書きを要求したことは一度もありません。

国語記述問題の場合、解答の各要素に配点がなされているはずですから、答案にはその要素要素を落とさないように書く、それに尽きます。そうした要素を集める際も、本文中への線引き、または、単語レベルのメモ書きで十分です。あとは、頭の中で大まかなラインを作って、いきなり答案を書くべきです。

そんなことをしたら、字数の制限にうまく合わない答案になってしまうって?それは、答案作成の練習が足りません。練習を積んでいれば、「これぐらいの文章なら、これぐらいの文字数になるだろう」と嫌でも見えてきます。

そんなわけで、私が指導する際、生徒には自分で答案を作成することを要求しています。授業だけを聞いて分かった気になるのは、国語の場合とても危険なことが分かっていただけるかと思います。

あと、川北先生のブログ記事からも分かるように、文章の巧拙は、国語であってもほとんど点数と関係がありません。そりゃ、文章が上手いに越したことはありませんが、国語記述問題のポイントは、あくまでも「解答の要素がきちんと入っているか」ということです。しつこいようですが、これはいくら力説してもいいところでしょう。

もちろん、文法的な誤り(主語と述語が合致していない等)はダメですが、受験生には、美文をものす、流麗な文章を書くなんてことは入試国語で求められてはいないということを理解してもらいたいと思います。

最後に上記ブログ記事の末尾を引用させていただきましょう。

以上は日本全体が極端にマニュアル化した証拠のように思える。これでは大物は出てこない。


むむむ、返す言葉がございません。



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『レ・ミゼラブル』とアン・ハサウェイのアカデミー助演女優賞

久々に映画に行ってきました。『レ・ミゼラブル (Les Misérables) 』です。



私も副代表も是非見たいとは思っていたんですが、この時期はなかなか映画館に行く時間が取れません。「こりゃDVDでガマンかな」と半分あきらめていましたが、授業準備や面談が入っていない日がたまたま発生(半日だけですけれど)。それっ!と二人で映画館に。5ヶ月ぶりの映画館です。

5ヶ月前に見たのは『ダークナイト・ライジング (The Dark Knight Rises) 』。米国の映画館で大乱射事件が起こり、多数の方が亡くなったあの映画です。忌まわしいケチのついた映画ではありますが、作品自体はとてもよく出来ていて、ある意味、米国の現状を巧みに描いていると思いました。陰鬱な色合いに塗り込められた作品のラストシーンが希望に満ちたものであることには、救いが感じられたんですよね。



って、そんな事はさておき、私が書きたいのはアカデミー助演女優賞をアン・ハサウェイ (Anne Hathaway) が獲得したという話です。

不勉強で、この女優さんのことをあまり知らなかったんですが、上記『ダークナイト・ライジング』を見て一気にファンになりました。キャット・ウーマンがとにかくカッコ良かったんですよね。今後これ以上のキャット・ウーマンが出ることはないと断言できるほど、コスチュームもアクションもバッチリ。作品中、特殊なバイクを乗り回すんですが(ご興味のある方は下記リンク先をご覧あれ)、これほどライダー姿が似合う女優がいただろうか、いやいない(反語)。

Check Out Anne Hathaway As Cat Woman - ELLE

で、今回の『レ・ミゼラブル』なんですが、予告編をご覧いただけばお分かりになるとおり、アン・ハサウェイの役柄は、幼い子(コゼット)を養うために図らずも身を売るまでに零落してしまう母(ファンテーヌ)。悲劇の極北のような役で、ある意味演じやすいキャラクターにも思えるんですが、実はこの映画、ミュージカル作品なんです。

つまり、役者はほぼすべてのセリフを「歌」として演じねばなりません。何より歌唱力が必要ですし、地のセリフとは全く違う演技力も必要とされるはずです(実際、ラッセル・クロウの歌唱はちょっとアップアップな感じが……)。

劇中、数分にわたってカメラがアンのモノローグ的な歌唱だけを追うシーンがあるんですが、その演技と歌唱には鬼気迫るものがありました。この役のために、彼女は断髪しているんですが(断髪シーンも劇中で使われています)、その姿が痛々しくて堪りません。しかし、その意気によって、このハイライト・シーンが生まれ、この作品が名作と呼ぶにふさわしいものになっています。

これは助演女優賞をもらっても全然おかしくない、というか、是非もらうべき演技だと思い、アカデミー選考委員に推薦状を書いたんですが(ウソです)、その矢先の受賞で、個人的には大納得です。

これで「可愛い女優さん」ではなく、「演技派本格的女優」としての地位が確立されたはず。今後も色々な作品でお目に掛かりたい女優さんです。


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東京大学入試国語解説 (2011年度・古文・設問五)


今日は国公立大学入学試験の日。塾生の合格を心より願っています。

さて、今日は国公立大学入試日であることに加えて、古文な気分なので(どんな気分やねん)、古文の問題を少しご紹介しましょう。

2011年度の東京大学国語第二問です。授業では丁寧に全部説明していますが、今日は時間もないので、文系受験生だけに出題された、設問(五)に絞って解説したいと思います。その年の古文問題の中では、設問(五)が最も難しそうですしね。興味のある方は、東大の過去問題集などを手許においてご覧下さい。



2011年の東大が選んだのは『十訓抄(じっきんしょう)』。鎌倉時代の説話集ですね。難関大学であっても、古文の問題に取り組む際、深い文学的知識は必要ないんですが、ある程度の基礎知識があると有利は有利です。ここで知っておいて欲しい知識は、「説話集には教訓(レッスン)が付いてくることが多い」ということです。そしてその「教訓(レッスン)」が問題として尋ねられることが多いということも、受験生としては知っておきたいところです。

十訓抄って確か説話集だよな
 ↓
とすると「教訓」が最後に付いている可能性が高いぞ
 ↓
どれどれ問題を見てみよう
 ↓
おっ!やっぱり最後の傍線部分の問題は「教訓」っぽいぞ
 ↓
教訓として説明してやればいいんだな

受験生にはそんな風に考えてもらえるといいなと思います。もし仮に「だめだ、文章の意味がよく分からない」と思った人も試験会場では粘りまくりましょう。

東大は親切にも「次の文章は『十訓抄』第六「忠直を存すべきこと」の序文の一節である」と前提的に説明を置いてくれています。「忠直」という言葉は耳にしたことのある言葉ではないでしょうが、忠実・正直なんて言葉が浮かべば十分でしょう。この記事を書いていて気になったので、今、小学館の『古語大辞典』で調べてみると、この「忠直」という語は掲載されていません。「よく分からないけど、ま、要するに「忠実かつ正直であれ」って言っているんだろうな〜。そういう方向で答案書いておきゃいいか!」なんて割り切れた人の方が、当日の出来は良かったかも。もちろん、ちゃんと理解・現代語訳できた上で解答する方がいいのは言うまでもありませんが(笑)。

さて、設問(五)の問題文はこうです。

「頼めらむ人のためには、ゆめゆめうしろめたなく、腹黒き心のあるまじきなり」(傍線部キ)とは、どういうことか説明せよ。


気を付けて欲しいのは、よくある「現代語訳せよ」という問題ではないことです。「結局、どういうことを言いたいの?わかりやすく説明してよね」と言われているわけですから、直訳的な解答はあまり喜ばれないのでしょう(直訳でもできれば大したものだと思いますが)。

この傍線キに至るまでの話を簡単に(意訳的に)まとめておきます。

何でもかんでも主君や親の言うことにしたがうのが忠孝ってわけじゃないんだよ、時には主君や親を諫(いさ)めることも大切だ。でも、主君・親・友人などを諫めるのって難しいよね。人間誰だって、自分の考えと違うことを言われるのって嫌だからね。下手すると、忠告することで自分の立場が悪くなるなんてこともありえるしね。でも、やっぱり意地悪な気持ちにならず、忠告を与えるべき時は与えてあげた方がいいね。

大体、人間って腹が立っているときは、人の言うことが聞けないもの。だから忠告するときは、穏やかにするのがいいね。目下の者がそうやって目上の者を助けるならば、国でも家庭でもうまくいくってもんなんだ。


うん、昔の人はいいことを言ってますね。ま、実行は非常に難しいですが……。



さて、ここからは、文法的・単語的な解説に移りましょう。受験生以外の人は面白くないと思うので、適当に飛ばしてください。

頼めらむ人
東大受験生であれば、これは瞬間的に文法的説明が思い浮かんで欲しいところです。「らむ」は現在推量・婉曲の助動詞だから……、なんておもった人は要注意。「らむ」は現在推量・婉曲の助動詞だけど、終止形(ラ変型動詞の場合は連体形)接続だから、ここは「ら」と「む」に分解して考えないとダメだ、と瞬間的に思えるまでに文法は勉強しておきましょう。実際、東大の問題で何度もこのパターンは聞かれていますしね。

「ら」は完了・存続の助動詞「り」の未然形
「む」は婉曲の助動詞「む」の連体形


そう理解できれば、完了・存続の助動詞「り」の接続が、「サ変動詞の未然形or四段動詞の已然形」であることから、動詞「頼む」が四段動詞の已然形であることも判明します。

なぜこんなことをしつこく言っているかというと、動詞「頼む」には、二つの活用があり、それぞれ微妙に意味が違うからです。具体的には、下記の通り。

四段動詞の場合は、「頼みにする・あてにする」
下二段動詞の場合は、「頼みにさせる・あてにさせる」


重要古語ですから、押さえておかねばなりませんね。結局、「頼みにしているような人」というのが逐語的な訳になります。

もう少し進んだ説明をしておきましょう。実は、「たのうだひと(頼うだ人)」という古語表現があります。意味は「頼りにしている人」つまり「御主人」。「頼みたる人」が転じて「頼うだ人」になったわけですが、この知識を知っていれば、かなり安心してこの入試問題が解けたであろうと思います。

実はこの語、前回ブログ記事にした「狂言」には、しょっちゅう出てくるセリフです。実際、前回ご紹介した「附子(ぶす)」にもバンバン出てきます。どうですか?古典芸能は受験にも役立つんですよ〜むふふふ(と誘う)。ま、難関大の受験生が呑気に古典芸能に親しんでいる暇もありませんから、ハンデにはならないと思いますが、教養を広げて損はないという話です。

そんなわけで、「頼めらむ人のためには」というのは、具体的には、「主君や両親のためには」ということを言っているわけです。

ゆめゆめ

これは基本中の基本。陳述の副詞ですね。文末に禁止表現をともなって強い禁止の意を表します。この問題文では、禁止の助動詞「まじき」と対応して、「決して〜してはならない」という意味になります。

うしろめたなく

「うしろめたし」だったら重要古語だから「心配だ・不安だ」って知ってるんだけどな〜。「なし」が付いているから逆の意味なんだろうか?「心配ない・不安がない」ってこと?と考えた人は東大の出題者の罠にまんまとはまっています(笑)。

実は「なし」という語は、状態を表す接尾語。つまり、「うしろめたなし」という語は、「うしろめたし」な「状態である」という構成になっています。つまり、意味としては「うしろめたし」と全く同じで、「心配だ・不安だ」ということになります。

古文で「なし」という表現は、「無し」という否定の意味で使われることもあれば、上記のように「状態を表す接尾語」として使われることもあり、結構受験生泣かせです。要注意。

腹黒き心の

これは現代語とほぼ同じですから、あまり問題はないでしょう。「意地悪い心」のことです。「の」は主語を表す格助詞。

あるまじきなり

ここも基本的でしょう。先述の通り、「まじき」は禁止の助動詞。「なり」は断定の助動詞です。「あってはならないのだ」という意味になります。

結局、傍線部分の逐語的な訳は、「頼りにしているような人のためには、決して不安であったり、意地悪な心があったりしてはならないのである」ということになります。



で、受験生としては、解答をどう書くかが問題です。上述の通り、「現代語訳せよ」ではなく「説明せよ」という問題ですからね。

思うに、「頼りにしているような人」という直訳的表現では、高得点は望めない気がします。前後の文脈あるいは先程説明したような知識から、より具体的に「主君や親」「目上の人々」という表現が求められているのでしょう。

また、「不安であったり、意地悪な心があったりしてはならない」というのも堅すぎるでしょうね。ここで思い出して欲しいのは、この記事の最初に説明した「忠直たれという教訓」がこの部分に現れている可能性が高いということです。とすれば、解答はこんな風になるでしょう。

「主君や親に対しては、よこしまな心を捨て、誠実にお仕えするべきだということ。」


東大国語の解答欄は、京大国語と対照的で、非常に行数が少なく、この問題も一行程度で解答しなければなりません。本来ならもう少し本文の要約的な部分を付け足したいところですが、ここらへんでガマンするべきでしょう。

難関大学入試の場合、一行の解答を作るにも、なかなか骨が折れるものだということがお分かりいただけるかと思います。来年以降の受験生も合格を目指して頑張ってくださいね。




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最近感動せし事

今年に入っても毎日毎日授業と雑務に追われ、なかなか完全な休みが取れないんですが、無理矢理に時間を作って行ってきたライブが二つあります。

一つはパティ・スミス (Patti Smith) の来日公演。あまりの感激で、ライブの途中、何度も涙しそうに。烈烈たる感情と円熟した歌唱。表現者としての理想的な姿がそこにはあり、もう何から書いたらいいのか分からないぐらい心を動かされました。この御年66歳の「女神」の話はまた記事にしてみたいと思います。

‪Patti Smith‪ - Because The Night‬


さて、もう一つはもっと気軽なライブ。昨日、息子と共に「こどもとたのしむ能狂言」というイベントに出かけてきました。場所は大槻能楽堂。中央区上町にある、家から歩いて行ける能楽堂です。私、ここで何度か能を拝見していますが、息子と来るのは初めてです。

狂言を見るのは久々なんですが、やっぱりライブはいいですね。囃子演奏を聴いていると、上質なジャズとの共通性を強く感じます。特に1950年代以降のフリー・ジャズ。生前のエリック・ドルフィに聴かせたら、どんな反応を示しただろう。

ま、そんな事はどうでもいいですね(笑)。今回のイベントは、子どもに狂言を親しんでもらうという趣旨なので、演目にはポピュラーな「仏師」と「附子(ぶす)」が選ばれていました。もちろん、子ども向きにアレンジなどはされていません。とても良い舞台でした。

室町時代の言葉を耳にしていると、これまた色々な思いがよぎり、あれこれと書きたいことが出てくるんですが、国語の話でもありますので、また別記事にしてみたいと思います。

一つだけ書いておくと、江戸時代の浄瑠璃よりも明快で簡潔な狂言の言葉遣いは、「古文リスニング」初級編として最適なんですよね。観劇しながら、大学入試に「古文リスニング」や「古文作文」が導入されれば、当宮田国語塾の独擅場になるのになあ、なんてアホな想像をしていたんですが、受験生には「これ以上負担を増やすな」と叱られそうです(笑)。

狂言に興味をお持ちの方には、下記教育テレビのコンテンツがいいでしょう。「附子(ぶす)」も取り上げられています。

狂言|NHK for School
http://www.nhk.or.jp/kokugo/10min_kobun/index_2012_012.html




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入試は夏か秋に実施して欲しい

二月でまだまだ寒い時期が続いていますが、少しずつは暖かくなって来ている気がします。早く春になって欲しいですね。

たいていの学校は、この時期に入試が行われるんですが、私の個人的な希望を言えば、入試は夏〜秋ぐらいに実施してもらいたいところです。

最近、東大が秋入学への移行を打ち出してきていますが、そんな高尚な話ではありません。おそらく東大は、東大生の留学の便宜もさることながら、海外から日本に留学してくる人材のレベルが次第に落ちてきていることを気にしているんだろうと思うんですが(アジアの一流の学生は皆欧米の大学に行ってしまい、日本には二流の学生しか来てくれない)、これは塾が考えることではありません。大学もしくは国家レベルの話です。

私が個人的に冬入試を廃止して欲しいと思うのは以下の理由です。

1.厳冬期は、受験生がとにかく体調を崩しやすく、体調管理が難しい。

冬はインフルエンザも流行しがちですし、今年はノロウイルスまで流行していました。私達としては、受験生にウイルス系の病気を移すわけにはいきませんから、この時期、とても気を使います。あまり人混みに出かけないようにしたり、生ものは食べないようにしたり。去年の暮れも、出かけた先でたまたま刺身が出たんですが、箸を付けずに残しました。魚が大好きなのでとても勿体ない気がします(笑)。

実際、今年もインフルエンザの高熱に悩まされながら保健室で受験したお子さんがいました(見事合格されましたが)。

体調管理も実力のうちだと言われればそれまでですが、受験生は限界まで勉強して強度のストレスにさらされており、一般人以上にインフルエンザなどの病気にかかりやすいわけです。これはもう少し考えてあげてほしい。体調を崩してしまう受験生のほとんどは、漫然と過ごしているわけではありません。健康に万全を期しているにもかかわらず、体調を崩してしまっています。

いくら学力が高くても、どれだけ努力を重ねてきても、当日の体調一つでパーになってしまうのは、受験生本人だけでなく、学校側においても優良学生を逃すという意味で機会損失なんじゃないでしょうか。

2.降雪などで入試会場にむかう交通機関のダイヤが乱れやすい

これはまだ避けうるポイントですから、あまり多言は要しないと思います。私がお勧めするのは、試験会場そばに前日もしくは前々日から宿泊することです。入試や大事な試験の際は試験会場近くに宿泊すべし

3.雑務が猛烈に多い時期と入試時期が重なる

これは全く個人的な理由なんですが、年末から2月ぐらいにかけては、授業・講習という本来的業務以外にも、雑務が大量に発生します。確定申告であったり、保護者様との面談であったり。入試が夏や秋に移行すればしたで、そちらにかなりの量の雑務が移動するでしょうから、あまり変わりない気もしますが(笑)、寒い時期の苦手な私としては、やっぱりこの時期はつらいものがあります。

桜並木を眺めながら誇らしい気分で春に入学、というのも確かに風情はありますが、有力大学が音頭を取って、夏や秋の入試に移行していってくれないだろうかというのが、私の秘かな願いです。




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宮田国語塾合格実績(2013年度)


今年の関西中学入試もすべて終了しました。私立中学合格のご報告をもう一度まとめておきます。おそらくこれで最終確定だと思います。

合格された皆さん、本当におめでとうございます。


< 2013年度 合格実績 >

 大阪星光学院中学校 6名

 東大寺学園中学校 5名

 西大和学園中学校 5名

 函館ラ・サール中学校 6名

 愛光中学校 5名

 清風南海中学校(スーパー特進コース) 2名

 清風中学校(理IIIプレミアムコース) 2名

 奈良学園中学校(特進コース) 2名

 明星中学校(特進コース) 2名

 高槻中学校 2名

 大阪桐蔭中学校(英数選抜コース)

 四天王寺中学校(英数IIコース)

 奈良学園中学校(医進コース)

 帝塚山中学校(英数コース)

 清風中学校(標準コース)

 関西学院千里国際中等部

 大阪女学院中学校

 早稲田摂陵中学校

 関西大倉中学校

 桃山学院中学校

 土佐塾中学校



今年も生徒さんの大きな頑張りによって、素晴らしい合格報告を受けることが出来ました。合格の知らせを聞き、本当に嬉しく、ありがたく思っています。中学校でも充実した学生生活を送って下さい。




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ティナリウェン(Tinariwen)・トゥアレグ族

1月は中学入試、2月は大学入試と高校入試。忙しくて雑用をこなす時間がなかなか取れません。昨年の10月頃からTODOリストに載りっぱなしの雑用もあったりして(笑)、早く春が来ないかと願っております。受験生にも素晴らしい春が来ますように。



今年に入り、フランス軍がマリ紛争に軍事介入を始め、その流れでアルジェリアの人質テロ事件が起こったことは皆さんもよくご存知かと思います。後者の人質事件では、日本人の犠牲者も出たため、ニュース番組でも大きく取り上げられましたね。

テロリズムが憎むべき所行であることは言を俟ちません。私自身もテロリズムに賛同する者ではありません。しかし、今回の政変・事件の背後には、遊牧民トゥアレグ族の置かれた政治的状況や貧困といった問題が横たわっているのも事実でしょう。

トゥアレグ族(ケル・タマシェク / Kel Tamasheq)は、サハラ砂漠西部、つまり、マリ・アルジェリア・ニジェール・リビアあたりを活動域とする民族。かつては砂漠の支配者とまで呼ばれていたらしいんですが、今は政治的にも経済的にも難しい立場に置かれている民族でもあります。

私に北西アフリカの政治的状況を語る知識はありませんが、今日はトゥアレグ族をメンバーとする私の好きなバンド、Tinariwen (ティナリウェン) をご紹介しましょう。

ティナリウェンが人気を博し始めたのは、Led Zeppelin のロバート・プラントが「砂漠のブルース」として、彼らを西欧社会に紹介した7〜8年前のことだと思います。

百読は一聴に如かずと申しますので(?)、実際の音を聴いていただくのが良いでしょう。

‪TINARIWEN‪ - Oualahila Ar Tesninam‬


どうでしょう?「闘う音楽」だと思いませんか?

私は「闘う音楽」が大好きです。音楽がラウドなものであるか否かといった表面的な話ではありません。その姿勢や内的な部分で「闘い」のエネルギーを感じさせる音楽です。したがって、静謐な音楽であっても「闘う音楽」であることはままあります。具体的には、ジャズであればコルトレーンやドルフィ、ロックであればフランク・ザッパ、クラシックであればJ.S.バッハといった人々の音楽を思い浮かべてもらえば幸いです。

アフリカの音楽で「闘う音楽」を挙げるとするならば、ナイジェリアの故フェラ・クティが思い浮かぶんですが、今日のティナリウェンも「闘い」度の高さでは負けてはいません。

昔どこかで読んだ話ですが、サハラ砂漠の民は、砂漠の向こうに砂煙をあげて進んでくる一団を見ると、瞬時に死を覚悟し、心を戦闘モードに入れるとのこと。少ない資源を奪い合わざるをえないという風土がそうさせるんでしょうが、呑気な日本人からすると、なかなか理解しにくい心象です。彼らの音楽はこの心象の延長線上にある気がします。

このティナリウェンのリーダー(上記動画一番右のメンバー)のインタビューを読んだことがありますが、ミュージシャンになる前はテロリストだったらしい。どこかボブ・マーリィ(レゲエ最大のヒーロー)を思わせる不敵な風貌・目つきは、さもありなんと思わせるものがあります。

エレキ・ギターがグイグイと引っ張って行くこのビート感、先述したとおり、西欧人は「砂漠のブルース」と表現するようなんですが、私が一番最初に聴いたとき想起したのは、河内音頭と江州音頭です。河内音頭や江州音頭について書いてゆくとどこまでも長くなってしまうので深入りしませんが、河内音頭や江州音頭は田舎臭い民謡ではありません。極めて都市感覚の強い洗練された音楽、いわばアーバン・ビートポップだと私は思っています。

この『Oualahila Ar Tesninam』なる曲(トゥアレグ語なので私には歌詞が全く分かりません)、盆踊りの櫓で演奏されていても全く違和感がないような気がします。私、この曲を聴くと、どうしても、「あらよっと!」「あ、そ〜れ!」「あ、どした!」って合いの手を入れてしまうんですよね(笑)。

こちらもビート感の強い音頭っぽい曲です。

‪Tinariwen‪ "Chet Boghassa"‬




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