宮田塾のブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

キアヌ・リーブス in 鈴鹿サーキット Arch Motorcycle KRGT-1

しかし、キアヌ・リーブスもバイク愛に溢れた人ですね。

私もつい先程知ったんですが、鈴鹿サーキットで開催中の8時間耐久レースのイベントとして、キアヌがデモ・ランを行ったとの由。

キアヌさんの鈴鹿走行(初日)に密着してみました | オートスポーツブログ | モタスポブログ



報道写真を見てみると、キアヌは満面の笑み。ファン・サービスなんかではなく、心から楽しんでいることが伺えます。そりゃそうですよね、(先導車を除けば)自分1人だけで超一流のサーキットを占有、快晴。乗るのは自分がプロデュースした最高のバイク。私なんかは考えるだけで涙が出そうです。

以下、ちょっと趣味的な内容なので、興味のない方は読み飛ばして下さいね。

彼のプロデュースしたバイクは、Arch Motorcycle の KRGT-1。走行シーンを初めて見ましたが、いかにもVツインのドコドコしたエンジン音。なかなかいいですね。イメージとしては、ハーレー・ダビッドソンというより、ビューエルかな。リアタイヤのサイズが気になって調べてみましたが、「240/40R18」とのこと。うおお、スゴい。このサイズのリアタイヤのバイクに乗った経験は多分無いんですが、すごくクセがありそうな。

まあ1000万円近くするバイクなので、そうそう機会は無さそうですが、機会があれば試乗してみたいバイクです。

KRGT-1 — Arch Motorcycle Company

キアヌって、マジでスポーツ走行する際は、アルパイン・スター派なんだなぁ。

<関連記事>
トム・クルーズとバイク:国語塾・宮田塾のブログ





スポンサーサイト

PageTop

琵琶湖で泳ぐ・菅浦訪問

妹一家と我が家でお墓参りに出かけてきました。本来、お盆の時期に行くべきなのかもしれませんが、渋滞に巻き込まれるのも嫌ですし、両家のスケジュールを合わせることもなかなか難しい。そんなわけで、適当な時期を見計らっての墓参が恒例行事となっています。

私の祖父は滋賀県出身。そんな縁もあって我が家の墓所は琵琶湖のほとりにあります。私自身、信心とは全く無縁な俗物ですし、亡父や鬼籍に入った祖父祖母がお墓にいるとも思わないんですが(亡くなった人は心の中に生きている)、墓所が我が家から100km程度なので、ちょっと気分転換にバイクで出かけるのにちょうど良い場所なんですよね。

そんなわけで、信心深い親類よりも、信心の全くない私の方が、我が家の墓所をよく訪れているという不思議(笑)。まあ、そういうものなのかもしれません。

あちらにいる父や祖父祖母には、「また手ぶらで来よった!花ぐらい持ってこんかい!掃除ももうちょっと丁寧にやれ!」と怒られている気もするんですが、バイクだと花を運ぶのが難しい。墓地は野原の中にあるので、(咲いていれば)そこらへんの野花を一二本摘んで挿すことにしています。子供っぽい?いえ、詩情溢れる行為だと言って下さい(笑)。

2015072404.jpg
墓所にて。夏空に鳶らしき鳥。



さて、我が家の墓参の主たる目的は「遊び・レジャー」です。もちろん、家族でお墓参りもちゃんとして、お墓の清掃なんかもするんですが、それはあくまでも従たる目的。夏にお墓に出かける実質上の目的は、琵琶湖で遊ぶことなのです。

これは祖父・祖母・父の生前からそうだったので、宮田家代々に伝わる歴とした伝統。他の人に話すと、「なんか非常識で罰当たりな奴やな〜」という顔をされることがあるんですが、祖父・祖母・父自身がそうしていたので、全く問題なかろうと(笑)。

その関係で、私は小さな頃から、琵琶湖で泳ぐことが大好き。今でもそうです。海も悪くないけれど、海水はベタベタするし身体が浮きすぎる。遠浅が多いから深さも物足りない。それでいて潮流がかなり激しいので、泳ぐことに専念しにくい。

片や琵琶湖。淡水はべとつかない上に海水に比べて比重が小さい。したがって、身体が浮きにくい。泳力が無いとぐんぐん沈むのが私好み。湖岸から数メートル離れるともう背が届かなくなるのもいい。背が届かないところで泳ぐ方がやっぱり楽しい。

まとめて言えば、真剣に泳ぐのが好きなら琵琶湖は楽しい、ということです。今まで友人と何度か琵琶湖に泳ぎに行ったことがありますが、評価ははっきりと二つに分かれます。海の家で遊んだり、チャプチャプ水遊びをするのが好きな人には、すこぶる評判が悪いんですが、マジでガッツリ泳ぎたいぜ!みたいな人には、大変高評価。キャピキャピした女性もほとんどいない水泳場は、ちょっとハードボイルドな雰囲気すら漂います(笑)。軽い気持ち厳禁。

上記のような理由からでしょうか、琵琶湖における水難事故はかなり多くなっています。実際、私達がよく泳ぐ場所近辺では、溺死に至る事故がよく発生します。2〜3年に一人ぐらいの割合でしょうか。幼い頃から慣れているので、そういうものだと思っていましたが、よく考えてみると、これってマン島TTに近いような……。

今でこそ、遊泳区域枠みたいなものが作られていて、そこから出られないようになっていますが(これがまた狭苦しい)、昔はかなりアバウトでして、望めばどこまででも泳ぐことができました。

のんびり沖に向かって泳いでいると、楽しすぎてどこまでも泳いでしまう。ふと泳いできた方を見やると、岸辺ははるか彼方で見えないぐらい。そろそろ戻ろうかなと立ち泳ぎしていると、そういう時に限って廻ってくる県警の巡視艇。ちょっとマズいなと思いつつ、潜り気味に泳いでいてもやっぱり見つかってしまいます。大音量のマイクで、一体どこを泳いでいるのだと激怒され、即刻岸に戻れと命令されたこと数回(笑)。

今は沖の方に出るとジェットスキーが走っていることがあるので危険すぎて無理ですけれど。古き良き時代です。



今年も墓参をした後で泳ぎましたが、息子の水泳指導に忙しく、自分が泳ぐ時間はあまりなし。親になるというのはそういうことなんでしょう。

その後湖北に移動して皆で散策。湖北の里「菅浦」は何度も訪れていますが、本当に素晴らしい場所です。中世が未だに残されていると言われる村落風景は、奥琵琶湖の風景と相まってここだけにしかない雰囲気をかもし出しています。

白州正子がこの場所を愛したというのは有名な話ですが、能や古典文学を愛した彼女らしいセンスだと思います。大げさに言えば、湖北菅浦は日本文化の古層を感じさせる場所です。

2015072401.jpg

2015072403.jpg

2015072402.jpg
菅浦から夕景の奥琵琶湖を眺む。

菅浦に興味をお持ちの方には、下記記事がオススメです。
琵琶湖畔にひっそり佇む近江の隠れ里「菅浦の湖岸集落」を歩く | 滋賀県 | Travel.jp[たびねす]

<関連記事>
奥琵琶湖は美しい:国語塾・宮田塾のブログ





PageTop

夏休み突入

夏休みに突入。慌ただしい日々を送っております。

ここ数年、夏期があまりに忙しく、この調子だといずれ身体を壊すこと必定と思うようになりました。で、昨年から意識的に夏期の仕事を増やし過ぎないようにしています。

具体的には、宮田国語塾の方の夏期講習を廃止しました。例年、授業準備や、夏だけおいでになる生徒さんや保護者さんの対応(どうしても面談などにかなりの時間をかけてしまう)にヘトヘトになっていたんですが、少しだけ楽になりました。

その分の時間や体力を既存の塾生さんに費やす方が、塾生さんにも私にも利益になります。ということで、しばらくは夏期講習の復活は考えていません。

なお、冬期は入試直前で多忙を極めるので、以前から指導は既存の塾生さんだけに絞らせていただいています。

真剣にやればやるほど、手は広げられなくなる。塾を運営していると気付く真理の一つです。




PageTop

トライアンフ&ユニクロTシャツ・ロッシのショップ

どうでもいい話なんですが。

ユニクロって、企業と協賛してTシャツを作っているんですね。服飾に疎い私は全然知りませんでした。

少し前に二輪関係のウェブサイトで、ユニクロがトライアンフ社(Triumph,英国のバイクブランド)とタイアップしてTシャツを販売しているという話を読みました。

バイクブランド関連のTシャツって妙に高いんですが、これは1枚1500円との話。早速ユニクロのネットショップを覗いてみると、ありました、ありました。何とキャンペーン期間中とかで1枚950円(だったかな?)になっています!速攻でゲットしたのが、下記のTシャツです。

2015071901.jpg

2015071902.jpg

あれこれとバイクブランド関係のTシャツを持っているんですが、これは激安の部類に入ると思います。わ〜い。しかも背中にはボンネビルのプリント。トライアンフ乗り・ボンネビル乗りは絶対にゲットすべき品だと思います。トライアンフ乗りでない私ですら満足の品でしたので。

ま、でもよく考えてみると、お金を払って企業・商品の宣伝をして上げているわけで、とてもお人好しな話でもあります。でもいいんだいいんだ、イギリス製のバイクが好きだし。

次は、ストリートトリプルとかデイトナ等のスポーツ系マシンのを販売してくれないかな、そしたらまた何着か買おう、なんて思う私は本当にいい鴨でございます(笑)。

そうそう、ヴァレンティーノ・ロッシのショップが東京にできるというお知らせも先日もらいました。ロッシは不世出のモーターサイクル・レーサー。今年の快進撃に大喜びのファンも多いはず(私もその一人)。東京に行く用事があったら、VR46 STORE TOKYO、絶対に立ち寄ろう。ロッシ・グッズなら喜んで鴨になりたいと思います。グワッグワッ。

2015071903.jpg




PageTop

台風11号に関するお知らせ(2015.07.17)

気象庁発表2015年7月17日午後11時45分の情報によると、台風11号が中国地方に上陸しています。今後、台風11号は大阪から離れてゆきますが、依然として注意が必要です。

本日の授業についての情報です。

<完全少人数制宮田塾について>
本日(2015.07.17金曜)の授業は、通常通り実施致します。十分にご注意の上、ご来塾下さい。なお、大事を取ってご欠席になる場合は、お電話にてご連絡を賜れば幸いです。個別的にご対応させていただきます。

<宮田国語塾について>
本日(2015.07.17金曜)の授業は、通常通り実施致します。十分にご注意の上、ご来塾下さい。なお、大事を取ってご欠席になる場合は、お電話にてご連絡を賜れば幸いです。ご欠席になる場合の授業は、DVD録画によりご自宅にてご受講いただくこととなります。

以上、宜しくお願い致します。

気象庁 | 台風情報



PageTop

台風11号に関するお知らせ(2015.07.16)

台風11号が接近しています。気象庁発表2015年7月16日午後12時45分の情報によると大型で強い台風ですので、十分にご注意頂きたいと存じます。

本日の授業についての情報です。

<完全少人数制宮田塾について>
本日(2015.07.16木曜)の授業は、通常通り実施致します。十分にご注意の上、ご来塾下さい。なお、大事を取ってご欠席になる場合は、お電話にてご連絡を賜れば幸いです。個別的にご対応させていただきます。

<宮田国語塾について>
本日(2015.07.16木曜)の授業は、通常通り実施致します。十分にご注意の上、ご来塾下さい。なお、大事を取ってご欠席になる場合は、お電話にてご連絡を賜れば幸いです。ご欠席になる場合の授業は、DVD録画によりご自宅にてご受講いただくこととなります。

以上、宜しくお願い致します。

気象庁 | 台風情報



PageTop

桃太郎ペプシCM - 物語に求められるもの

いささか旧聞に属しますが、ペプシCM「桃太郎」のキジ編が来てますね。

桃太郎 エピソード3 キジ編


昔話「桃太郎」を知らない人はいませんが、あの話、よく考えてみると、かなりおかしな点があります。

確かに鬼も悪辣な行為をして蓄財したのかもしれないんですが、とりあえず今のところは平衡状態にあるわけです。その状態を、成長した桃太郎が暴力をもってひっくり返す。桃太郎も爺さん婆さんも直接鬼の被害にあったわけではなさそうなのに、鬼に対し暴虐悪逆の限りを尽くす。ひょっとしたら、桃太郎は鬼の子供も含め鬼一族を殲滅したのかも……。

昔話というのは子供にも理解できるよう平板な内容になっていることが多いので、深読みする意味はないのかもしれません。しかし、桃太郎がかなり好戦的であることに違いはないでしょう。対価(きびだんご)を支払って本格的に兵力(サル・イヌ・キジ)まで徴発しているわけですし。

で、このペプシの映像広告なんですが、桃太郎が、そして桃太郎と行動を共にする者たちが、なぜに闘いに赴くのかが納得できる内容になっています。しかも映画レベルのクオリティなので、説得力がありますよね。己の存立基盤を賭けた闘いの行方やいかに。

もちろん、ストーリーとして、桃太郎達が勝って鬼が負けるのは当然です。しかし、そこに至る必然性と説得力、それこそが物語に求められるものです。このペプシの広告には、短時間で必然性を悟らせる説得力があって素晴らしいと思います。

主題歌 The Heavy 「Same ol'」、個人的にはもう完全に「桃太郎の曲」になってしまいました(笑)。

次のエピソードが楽しみです。

桃太郎 エピソード0〜2




PageTop

台風3兄弟



なんで連続して来るかな〜。来塾する生徒も大変ですし、授業の計画も狂います。そこの台風、嬉しそうな顔すんな(笑)。





PageTop

伸びろよ伸びろ

2015070801.jpg

豆苗(とうみょう)がよく食卓に上るんですが、これって、根の部分をもう一度水につけておくと再収穫ができるんですよね。お得だなあ。再収穫を待つ豆苗は、二度目の成長にもかかわらず、すごい生命力でぐんぐん伸びてゆきます。

塾生の成績もこんな感じで上がりますよう。

<関連記事>
豆苗(とうみょう):国語塾・宮田塾のブログ





PageTop

私も勉強。

塾の代表者という立場上、「勉強しろ」と人を励まさねばならないことが多いんですが、そういう時、自分も勉強していないとやっぱり説得力がありません。というか、後ろめたい(笑)。

そんなわけで、少しずつでもあれこれと勉強を続けているわけですが、欲しいのは時間。自分だけ1日=120時間だったらいいのになんて思うこともしばしばです。いや、その場合寿命が短くなってしまうのか?

どうでもいい妄想はさておき、今や、自分で自分を教育し続け、常に革新し続けられる人だけが生き残る時代に入りつつあると考えています。いい学校 → 一流企業 → 定年まで同じ企業で同じ仕事をしていれば安泰、なんてライフスタイルはノスタルジックな遺物じゃないでしょうか。

塾生には、もちろんいい学校に入ってもらいたいと思っていますが、それ以上に、将来にわたって自分で自分をトレーニングし続け、世を渡ることができる人になって欲しいと願っています。世を渡る上での必要に応じて、会社に勤めるもよし、会社を飛び出して起業するもよし、海外に飛び出すもよし。

いずれにせよ、勉強して自己を律するトレーニングがその基礎になってくれれば、などと思っています。「自由」というのは結局「強さ」と同義である場合が多いですからね。

先日、久々に大型書店に出かける時間ができたので、新しい勉強に必要な書籍を十数冊買い込んできました。新しいジャンルの勉強に取り組む際、大型書店ほどありがたい存在はありません。

さあ、勉強勉強!

2015070802.jpg





PageTop

シミュラクラ現象

人間って、点が3つあるとそれを「顔」だと認識してしまいますよね。それは本能なんだろうと思います。自分と敵対する敵であれ、同じ社会を構成する仲間であれ、人間にとって最大の関心事になるのはやっぱり「人間」。ゆえに、大昔から「人間の顔」を即座に判定する必要があったんでしょう。

この現象には名前が付いているんですね。ついさっき知りました。何でも、「シミュラクラ現象」と呼ぶらしい。

以下は、息子とお菓子やアイスを食べた際に発見した「顔」。

2015070701.jpg
はわわわ〜〜。

2015070702.jpg
ニヤリ。

こんなサイトもありました。
世界は「顔」に溢れていますね。





PageTop

ツバメの雛に幸あれ

2015070602.jpg
前回記事の続き。

まだまだ小さい雛ですが、しばらくすれば「渡り」という試練に立ち向かうことになります。仕事柄、入試に立ち向かう受験生を思わずにはおれません。雛たちに幸あらんことを!





PageTop

ツバメに共感する

またまた帰ってきました、当塾2軒隣のツバメ一家。おお、お帰り!

2015070601.jpg

以前にも書きましたが、ツバメって本当にスゴイ。長距離ドライブとか長距離ツーリングどころの話ではありません。単身海を渡り、3000km〜5000kmを飛行してくるというんですから。彼・彼女らは命がけの生存競争に勝ってきた存在と言っていいでしょう。

昔からツバメが「縁起が良い鳥」「商売を繁盛させる鳥」とされてきたのは、そんな背景もあるのかもしれません。

先日、銀行からの帰り道、ふと思い立って雛たちの写真を撮ってみました。ピーピーと鳴く雛、生命力旺盛な感じがいいねと眺めていると、親鳥が私の近くをキュンキュン旋回し始めます。高度を上げたり下げたりして。わわわ、明らかに威嚇されてます(笑)。

「ごめんごめん、悪気はないよ。お前も家族を一生懸命守ってるんだな、偉いな。」思わず独りごちてしまいました。私も頑張ろう。

<関連記事>
ツバメ:国語塾・宮田塾のブログ
ツバメ再来:国語塾・宮田塾のブログ
ツバメの雛:国語塾・宮田塾のブログ





PageTop

ロベルト・コトロネーオ『ショパン 炎のバラード』(Presto Con Fuoco)

ロベルト・コトロネーオ(Roberto Cotroneo)の『ショパン 炎のバラード』(原題:Presto Con Fuoco) について。

2015070301.jpeg

この本、購入したのはずいぶん前。発売直後でした。今調べてみると、2010年に発売ですから、もう5年近く前の話ですね。

ゆっくり本を読む時間がなかなか取れない生活をしているので、裁断・スキャンした後でiPhoneやiPadを用いて読む、または、裁断後の書籍を風呂場で読むというのが主な読書方法になっています。

で、この『Presto Con Fuoco』、表紙が美しいんですよね。私はショパンの大ファンなので、伝記等をあれやこれやと読んできましたが、こんなにショパンを体現した表紙も珍しい。知的で繊細で雄々しくてすっきりしていて。

ショパンのファンなら、この肖像画を描いた画家もすぐに分かりますよね。そう、ショパンの友人、ウジェーヌ・ドラクロワです。しかも、ショパンの絶筆がうっすらと見えるデザインとあっては、なかなか裁断する気になれず、今まで書架の肥やしとなってしまっていたのでした。

結局、古本をもう一度買い求め、裁断した上でiPadで読んだり、入浴時に読んだりしたのがつい先頃の話。どんな新本でも平気で裁断する私には珍しいパターンの行動です。

何と言いますか、好きな人にとってはとにかく扇情的な文句が帯に踊っています。かのウンベルト・エーコが激賞したとか、ショパンには知られざるバラード4番の未発表楽譜があるとか。もうこれだけで、ショパン好きなら絶対に読もうと思いますよ。

極めつけは、こんな推薦文。

ショパンのバラードの第四番は天下の名曲だが、この本はそれをめぐって、磨ぎすまされた推理と秘められた情熱が織りなす物語である。これに肩を並べるものといえば、私にはウンベルト・エーコの『薔薇の名前』かミケランジェリのピアノ独奏ぐらいしか思い当たらない。


誰が書かれたと思います?実は吉田秀和氏なのです。ああ、もうこれは読まないとしようがない(笑)。



で、感想。全体的な観点から申し上げますと、ちょっと肩すかしの感が否めない小説でした。というか、私の期待が大きすぎたという方が正確なんでしょうね……。面白かったか否かと問われれば、極めて面白かったと断言できますが、バラード4番の知られざる最終部分が(楽理に無知な私には)聞こえてこないのが少し寂しい。

「小説」だから「聞こえない」のは当たり前ですが、ショパンの絶筆となった直筆楽譜を手にした老ピアニストに、何か劇的な変化があっても良かったのではないかと思ってしまいます。ベタな展開ですけどね。でも、ショパンのバラードにまつわる物語なんだから、ドラマティック過ぎるぐらいにドラマティックでもいいんじゃないか。

むしろ、友人の直筆楽譜蒐集家の方が、世界を揺るがす直筆楽譜にガクガクブルブルしていて共感を覚えてしまいました。多分、私のようなベタな展開を求める読者のために蒐集家というキャラクターが用意されているんでしょうね。



順序が逆になりましたが、あらすじをば。

ショパンのバラード第四番には知られざる遺稿があった。その遺稿楽譜には、現在知られているフィナーレ部分とは異なるフィナーレが記されている。亡くなる間際の衰弱しきったショパンが書いたと思しきそのフィナーレの楽想記号は、「Presto Con Fuoco (情熱の炎をこめて迅速に)」。しかもその楽譜は、愛人の娘ソランジュに捧げられていた……。

楽譜はナチス統治下ベルリン→スターリン支配下モスクワ→サンティアゴと流れてゆき、亡命ロシア人の手によって、パリに住まう極めて高名な老ピアニストへと渡る。ピアニストが読み解く楽譜に秘められた驚異……。

って、書いているだけでワクワクするストーリーです。でも、文章にはかなり癖があり、読み解くには少々骨が折れます。原文がそうなんでしょうが、やや衒学的なきらいがあると申しますか。楽譜を手にするピアニストの主観を巡り続ける構成は、音楽好き・ショパン好きでないとかなり辛いところがあるかも知れません。

ただ、あなたがショパンのファンというなら、エピソードを拾い読みするだけでも、とても面白いはず。

まず老ピアニストはアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリという設定。私は、読んでいる間中ずっと、あの気むずかしいミケランジェリの顔を思い浮かべていました。多分、作者もそれを期待しているんだと思います。

ピアニスト関連のエピソードをいくつか引用してみましょう。本当か嘘かは知りませんが、とてもリアルで興味をそそられます。

まず、アシュケナージ。うん、若い頃の彼って、カモシカみたいに走りそうな感じがする(笑)。

先日、ここから遠くないところで、ウラディミール・アシュケナージに会った。彼のことはよく知らない。(中略) 銀色の長い髪をなびかせながら、微笑みを浮かべて、私のほうへ走ってきたので、恐ろしくなって、私は針鼠のように後退ってしまった。


ホロヴィッツ。結構ボロクソ。

ホロヴィッツの弾き方が上手でない、とわかったから。あまりにも速すぎる。彼の技法の卓抜さ、極限のヴィルトゥオーゾは、私を苛立たせた。いくつかのパッセージでは、正確さの欠如が、気になった。時間が足りないかのようにして終った。


グレン・グールド。私が(というより世界が)最も愛するピアニスト。

録音をしながら、小声で歌いつづけるグールドのことを、私は思い出していた。彼のレコードのなかでは、バッハの音符の下に、彼の声が聞こえてくる。そして誰もが、彼を奇人のように思いこんだが、そこに自分がいないことの物狂おしい恐怖を、誰もが理解しなかったからだ。(中略) 聴く者に対して、彼が存在していたことを、彼がそこにいたことを、その音楽がグレン・グールドと呼ばれる人物から出てきたことを、(中略) レコード盤のなかにいることを思い出させるための、それは、ひとつの方法だったのである。


ファンの方はよくご存知でしょうが、グールドの録音を聴いていると、ピアノの音に混じって彼のハミングが聞こえてくることがあります。「ン〜ン〜ン〜」「フンフフ〜ン」みたいな感じ。録音エンジニアにいくら注意されても止めなかったらしい。

私はその声が死ぬほど大好きです。というか、それが聴きたくてボリュームを上げてしまう。バッハを演奏して思わず口ずさむのがいけないなんて誰が決めた、演奏者は大いに歌え。そんなことを実行するのは、後にも先にもグールドだけですが、コトロネーオの上記解釈は正しいと思います。

最後にミケランジェリ(らしきピアニスト)がショパンについて語る一節から引用したいと思います。そうなんだ、そうなんだ、正にそうなんだ。私もそれが言いたかった!

筆者コトロネーオは音楽教育を受けた人で、ピアノも巧みらしい。音楽に対する理解力が、私とは比べものにならないぐらい高い人だと思いますが、その人が(おそらくは自分の意見として)こう書いてくれているのはとても感動的です。

こうして私が出会う婦人たちは、たとえば、ワーグナーのすべてを知っているというふりをしたり、いかにも慇懃に私に尋ねたりするのであった。どのようにして私が、ほとんど生涯をかけて、フレデリック・ショパンのような作曲家の、演奏やら、解読に、没頭したのか。あの気障な、ロマン主義の、マイナーな作曲家は、一生のうちに交響曲の一作も、オペラの作品一つも、書きあげなかったのに、と。それゆえ私は、黙って、相手の目を見つめ返し、答えるべき言葉を失うのである。そして心のなかで、繰り返すのであった。あなたは、考えたことがあるのか、この世に神が存在するかどうかを。もしも存在したならば、ひとつの音だけでも、出したことがあるだろうか。この愚かなる人びとの住む、宇宙のなかで、見分けるのが困難な、単なる叫び声とはちがう、ひとつの音を。


この部分を読むだけでも価値あり。

誰にでもお薦めの小説というわけではありませんが、ショパンまたはミケランジェリのファンなら、読んでおいて損のない作品です。




PageTop

球体の運動

幼い頃、父の運転する車によく乗せてもらいました。雨の日に乗る後部座席は少し退屈。車窓にかかった雨だれの動きをじっと見つめます。小さなしずくが集まって大きなしずくになった、と思ったとたん、重みに耐えきれずどこかに落ちてゆく。

そんなことを思い出させる球体の運動。ぼんやりと見つめていると時間を忘れてしまいます。球体の動きを目が追うのって、なんとなく動物の本能に属する気がします。科学的にどうなのかは知りませんけれど……。

Big Marble Run Machine: 11000 Marbles!!!



上記動画から思い出した映像。こんな光景に出会ったら、多分踊り出してしまうと思います。

‪Sony BRAVIA - Balls (Hi-Res)‬





PageTop

kokugojuku - URL変更について

ブログのURL(アドレス)を変更しました。

(旧) http://miyatajuku.blog61.fc2.com

(新) http://kokugojuku.com

といっても、旧URLから新URLに飛ぶように設定してありますので、ブックマークなどを設定して読んで下さっている方は、今のままでも全くOKです。そんな方はとても奇特な方だと思いますが。

あ、「奇特」というのはこんな意味です。大人でも意味をよく取り違えている語ですね。

1 言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値するさま。「世の中には—な人もいるものだ」
2 非常に珍しく、不思議なさま。
(デジタル大辞泉より引用)


上記「奇特な方」というのは、当塾の公的立場からすると「1」、私個人の感覚からすると「2」の意味で使っています(笑)。

URL変更に合わせて、ブログのスタイルも少しすっきりさせてみました。ゴチャゴチャしているのは嫌いなので、できるだけシンプルに。



そうそう、少し前にある語で検索していた際、当塾のブログを褒めて下さっている記事に出会いました。なんだか恥ずかしくもあり、嬉しくもあり。ありがとうございます。

その方曰く、「直接リンクは失礼なので貼りません」とのことだったんですが、どんどん貼って下さって結構ですよ。賛同する立場であれ、反対する立場であれ、「許可なく」リンクを貼って下さって全然構いません。ご連絡も不要です。リンクフリー。

「リンクし合う」「参照し合う」ことは、インターネットの本質の一つだと思いますので。




PageTop

「ちょっと」を認めない

もう7月です。時々、真っ青に晴れ渡る空の日もありますが、まだまだ梅雨真っ只中。うっとうしい天気の日が多いですね。

前回、雨の中やって来るクマ塾生の絵とともに、こんな記事を書きました。

「昨年から小学低学年の生徒もお預かりしているんですが、みんな雨の日でもちゃんと通塾して真面目に頑張ってくれています。偉い偉い。」

これ、本当に本当に私達の本心なんです。

雨が降っているし、ちょっと面倒くさいな……

朝早くから起きるの、ちょっと面倒くさいな……

楽しいゲームを中断して出かけるの、ちょっと面倒くさいな……

この「ちょっと」がくせ者です。ちょっと面倒でサボる。確かに、その一日で大きな差が付くわけではありません。でも、その怠惰な姿勢がだんだんと人間をむしばんでゆく……って、覚醒剤廃絶か何かの標語みたいですが(笑)、嘘ではありません。

私も怠惰な精神の持ち主です。だからよく分かるんですが、「ちょっと」を認めると、後はなし崩し的に事態が悪化してゆきます。大人でもそうなんですから、いわんや小さな子供をや。「ちょっと」を認めないことが大事。

つらかろうが、眠たかろうが、出席する決まりなんだから出席する。そういうものなのだと子に教えることが親の務めだと思っています。もちろん、休んでも構わないんですよ。ちゃんとした理由やポリシーがあれば。でも、「ちょっと面倒だし今日は休んじゃおうか」というのはダメ。親には「お前、何考えてるんじゃ!ボケ!」と家から蹴り出すぐらいの気概が必要です。

あれやこれやと屁理屈をこねて自室に引きこもっている大の大人が増えているようですが、本人にとっても家族にとっても社会にとっても不幸です。そうした大人を矯正することは不可能だと思いますが(冷たくてゴメン)、彼・彼女らの幼少期に大人が「ちょっと」「ちょっと」を重ねて見過ごしてきた・許してきた結果だと考えます。本人よりも、親の方に責任あり。

なんだか書いているうちに説教臭い意見になってしまいました。

私も副代表も、大雨の日にしっかり頑張っている小学低学年の生徒達を見るたび、「この子達は絶対に大丈夫だな、きっと引きこもりなんかにならず、社会でちゃんとした居場所を確保する子達だな」と、思っています。





PageTop

雨の日の通塾

20150701022623.jpg

昨年から小学低学年の生徒もお預かりしているんですが、みんな雨の日でもちゃんと通塾して真面目に頑張ってくれています。偉い偉い。





PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。