宮田塾のブログ

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『怒りの葡萄』と『The Ghost of Tom Joad』


せっかくの連休なのに台風19号で大変でしたね。どうしてこんなに台風が連続してくるのか。自然に文句を付けても仕方がありませんが……。

この連休、私にとっては半月ぶりの休みだったんですが、さすがに遠出するわけにもゆかず、家の中でひたすら雑用をこなしておりました。気になっていた雑務をずいぶんこなすことができて、スッキリ。



ここ数日、スタインベックの『怒りの葡萄』(The Grapes of Wrath) を読んでいるんですが、面白すぎてついつい長風呂に(入浴時は大切な読書タイムなのです)。以前このブログ記事を書いてから、まだ『怒りの葡萄』を読んでいなかったことに気付き、購入したんですよね。

現時点では読了しておらず、上巻と下巻少々を読んだだけなんですが、上巻は食い詰めたトム・ジョードの一家が故郷のオクラホマ州からカリフォルニア州を目指すパート。まるでロード・ムービーを見るかのような趣です。

アメリカの地理感覚に乏しい私は、グーグルマップでオクラホマ州からカリフォルニア州までの道のりを確かめねばなりませんでしたが、直線距離で約2500km。いわゆる「ルート66」を辿る旅です。これは一度モーターサイクルで辿ってみたい。

驚くのは、『怒りの葡萄』に描かれる1930年代米国の社会構造が、2010年代の米国社会の構造と瓜二つであることです。スタインベックの告発は今も全く力を失っていません。

米国ワーキングクラスのヒーロー、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)が『The Ghost of Tom Joad』という曲を作り、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)がそれをカヴァーし、それに触発されたブルース・スプリングスティーンが再びRATMのトム・モレロ(Tom Morello)と『The Ghost of Tom Joad』を歌っています(2014年発売)。

スプリングスティーンは、止むにやまれぬ気持ちから今の時代に向けてこの歌を歌っていることが、私にも分かってきました。彼のような大御所中の大御所ミュージシャンが、2014年の今、おそらくは「怒り」を込めて「トム・ジョード」を取り上げていることに深い感慨を覚えます。

『怒りの葡萄』を読み終えたら、最近ご無沙汰していたスプリングスティーンの作品に向き合いたいと思う次第。



トム・モレロのギターは正しくトム・ジョードの嘆き。


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