宮田塾のブログ

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The Black Keys "Turn Blue"

気がつくともう11月。時の速さには驚くばかり也。ということで、今年も2014年度「ベスト・アルバム・宮田塾賞」を選出する時期がやってきました。この業界では、グラミー賞の次ぐらいに権威のある賞なんですけどね(信じないように)。

おそらく、今年私が最も聴いているアルバムは、The Black Keys の『Turn Blue』です。前々作や前作は米国で大ヒットしましたが、日本ではほとんど鳴かず飛ばず(多分)。

個人的には大好きなタイプのバンドなんですが、日本で売れないこともよく分かります。パッと見の派手さがないというか、どことなく地味でおっさん臭いというか。どちらかというと「うるさ型」のおっさんファン(私みたいなヤツですね)に受けるタイプ。

2014年5月に発表された最新作『Turn Blue』は、前作や前々作にあったアッパーな感じの曲がなりを潜め、さらに地味になりました。YouTubeのコメント欄などを見ているとアメリカ人の間でも賛否両論の模様。以前に比べて否定的なコメントが目立つ気がします。

しかし私からすると、『Turn Blue』は彼らの最高傑作に思えます。ロックと言うより主にブラック・ミュージック、それも80年代以降の新しいサウンドではなく、70年代以前の少しクラシカルなブラック・ミュージック、例えばハイ・サウンドのようなスピリットを強く感じさせる曲が多いんですよね。最後の1曲を除いて、アルバム全体がメランコリックな色に彩られているのに、どこか強いアタック感も残しています。私の好みにドンピシャ。「あ〜、もうこのバンド、一生アルバムを買い続けるわ!」というのが本作を最初に聴いたときの感想(笑)。

日本にいると、何となく The Black Keys ってマイナーなローカルバンドのように思えてしまうんですが、どうしてどうして、既にグラミー賞を7回受賞しています。しかも今作『Turn Blue』は、アメリカのビルボードで見事1位を獲得。カナダでもオーストラリアでもチャート1位を獲得しています。

なのに、日本Amazonで該当ページを見ると、レビューがたったの5件(笑)。いや、仮にもビルボード1位やで、最低でも30ぐらいレビューがないとおかしいやろ!と思わず突っ込んだのが、この記事を書こうとおもったきっかけなんですけどね。


Turn BlueTurn Blue
(2014/05/19)
Black Keys



少し前、息子と熊本の方まで自動車で旅行してきたんですが、この『Turn Blue』を延々とリピートしていたので、息子は食傷気味。我が家では「同乗者より運転手の方がエライのだ、文句厳禁」ということになっているので、特に文句は言われませんが……。

息子「なんかこのアルバムばっかり聴いていない、パパ?」

私「うん、最高のアルバムやろ。実はブラック・キーズって、グラミー賞を何回も獲ってるねんで。しかもこのアルバムは全米1位になったしね。」

息子「うそや〜!」


何か、息子からもマイナーな訳の分からない音楽ばかり聴いていると思われていることが判明。妻や母にも同じ反応をされたので、よっぽど偏屈者だと思われているんでしょうか。私が喜んで全米1位になるような音楽を聴くなんて絶対にありえないことだと思われているみたいで困惑(笑)。人気があろうがなかろうがそんなのは関係ない、良いものは良いというスタンスで何でも聴いています。

彼らのツアーに対する姿勢にもすごく好感を持っています。以下は少し前まで公式ウェブサイトに載せられていたツアー日程。これ、殺人的やん!こんなに売れているバンドがここまでの過密スケジュールをこなす必要性は乏しいと思うんですよね。おそらくは、彼らの「音楽」と「観客とのコミュニケート」に対する熱情がこのライブ本数をもたらしているのだと思います。見習わねば。

2014110101.png

この流れで、11年ぶりの来日が決定したそうなんですが、なんと来年4月東京で1回こっきりのライブ、しかも平日。そりゃないよ〜。大阪でもやって欲しい、というか、仕事の都合で日曜日しか行けないので、東京でもいいから追加して欲しい、というのが今の願い。お星様に祈ろう。

ちょっと内容に戻ります。プロデュースは、Danger Mouse。確かな仕事具合。よく見るとミックスはチャド・ブレイク(Tchad Blake)。この二人の名前を見ただけで、名作だと確信するロックファンもいるんじゃないでしょうか。

そうそう、歌詞も趣があります。表題曲の『Turn Blue』はこんな歌詞。和訳(意訳)は私。

In the dead of the night I start to lose control
But I still carry the weight like I've always done before
It gets so heavy at times but what more can I do
I got to stay on track just like paps told me to

真夜中 自分をどう抑えればいいのか 分からなくなってくる
肩に食い込む重みは 以前のまま
いや さらなる重みが時々俺の肩に加わる
でも これ以上どうすればいい?
ぼんやりと街路にたたずむしかない
まるで 飼い主に命じられて しょんぼり待っている子犬のように

I really don't think you know
There could be hell below, below
I really do hope you know
there could be hell below, below

君は本当に知らないんだろうね
こんな地獄がありえることを
君にも本当に分かってもらえれば
こんな地獄がありえることを


中心メンバーのダン・オーバック(Dan Auerbach)が離婚したばかりだそうで、ちょっと何と声を掛けていいのか迷うような歌詞です。離婚されないように頑張ろう、うん(自戒)。





うさんくさいTV教会に教誨師として二人が現れます。これ、頭の硬い米国中西部の人達に怒られるんじゃない?と心配してしまうんですが、全然気にしてないんでしょうね(笑)。

Johnny Depp and The Black Keys - Gold On The Ceiling from Johnny Bravo on Vimeo.


前作『El Camino』収録の曲。ジョニー・デップさすがです。彼の音楽センスが大好きで、勝手にデップ兄貴と呼んでおります。

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