宮田塾のブログ

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中途半端な癖はつけないで #1

2010.08.25付の毎日新聞朝刊に、佐藤優氏が、小学生の英語必修化に対する意見を寄稿しています。

成人段階における日本人の英語力の弱体化を懸念して、次のように述べておられます。

以下、2010.08.25付毎日新聞朝刊より引用。

筆者は外交官時代、ロシア語の習得を命じられた研修生(新入省員)の指導をしていた。ロシア語がいちばん伸び悩むのは、まったくの初心者ではなく、大学の第2語学で中途半端なロシア語の知識をもつ人だった。ドイツ語やスペイン語に堪能な外務省の同僚に聞いてみたところ、やはり大学の第2語学、第3語学で中途半端な知識をもっている研修生が、語学習得の過程で壁に突き当たることが多いということだった。

水泳でも自己流でおかしな型がついていると、それを矯正するのが至難の業だ。英語の学習でも、入門の段階ではきちんとした型を身につけることが必要だ。そのためには、入門の段階でかなり集中し知識をたたき込まないと「英語なんてちょろい」と小学生が勘違いしてしまう。



子供の頃に妙な英語を身に付けると、大人になってからの伸びが悪くなる。他人を教えたことがある人ならではの意見です。

佐藤氏の意見は英語・語学に関するものですが、勉強やスポーツ全般に拡大しても妥当する意見だと思います。

当塾でもよく感じることですが、妙な学習の癖が付いていると、それを矯正することが非常に難しい。真っ白な状態で来てくれれば話は早いんですが、望ましくない癖の矯正にはかなりの時間がかかることになります。

癖が矯正できればまだしも、時には矯正できないまま終わってしまうことも。我々の力不足でもありますが……。

例えば、こんな感じです。

新規に入塾してきた小学生。3桁÷1桁の割り算筆算をさせてみると、筆算式の上に答だけが書いてある。つまり、筆算式の下には何も計算が書かれていない。どこで習ってきたのか……。

「○○君、これ『筆算』って書いてあるやろ。『暗算』でしろとは書いていないよ。」

「だから『筆算』でしたよ。」

「いやいや、計算の途中が抜けてるやんか。それは筆算とは言わないよ。暗算や。」

「でも、これでいつもやってきたし、いつもマルをもらってたよ。」

「じゃあ、今日からは正しい筆算でやろう。先生の言う方法でやってみ。もっと間違いが少なくなるよ。」

確かに、今まで良しとされてきたことを直すのは子供でも面倒でしょう。が、ここで矯正できるかが勝負。

ここで素直にやってくれれば、次の段階の3桁÷2桁の割り算に入っても、ちゃんとできるはず。問題は、素直に聞いてくれない場合です。3桁÷2桁の段階で化けの皮ははがれ、ボロボロになっていくことが多い(そこで気づいて妙な癖を捨ててくれるなら、それはそれでよい)。

次回に続きます。
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