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村上春樹公開インタビューin京都


今日は連休最後の一日。今年はなかなか充実した連休を楽しむことが出来ました。ただ、少々心残りが。

心理学者・河合隼雄先生の遺志を継いで、今年から「河合隼雄物語賞・学芸賞」が創設されるそうなんですが、それを記念して、本日2013年5月6日、村上春樹氏の公開インタビューが京都大学百周年記念ホール(本部時計台のところですね)にて開催されます。氏には、生前の河合隼雄先生との深い親交があるので(対談も刊行されています)、記念にふさわしい人選です。

河合隼雄財団 KAWAI HAYAO FOUNDATION

これは連休最終日にふさわしい催しだと思い、先月初め、チケット抽選に参加しておいたんですが、あっさり落選(涙)。匿名で申し込むことは出来ない上に、入場時も免許証などの本人証明が要るとのことで、かなり特殊な方式でした。チケット代金自体は1000円でとても安いんですけどね。

実を言うと、私、村上春樹氏の著作は数えるほどの作品しか読んだことがなく、氏の著作に明るいわけではありません。妻は代表作をだいたい読んでいるようで、ある程度のあらすじは彼女から聞き知っているんですが……。

ただ、以前読んだ氏のロングインタビューは、強い共感を覚えるものでした。何となく自分と考え方が似ているような(もちろん、その感性には雲泥の差があるでしょうが)。

ステレオタイプなものの見方かもしれませんが、作家って、酒・タバコにまみれた不健康な生活を送り、女性関係にもだらしなく、真っ当な社会生活を営めない、その代わりに、研ぎ澄まされた感性で優れた作品を生み出す、なんてイメージがありますよね。でも、やっぱりそういう姿勢では、充実した作品を生み出し「続ける」ことは難しいと思うんですよね。最大瞬間風速的に一つ二つの佳作は書けるかもしれませんが。

村上春樹氏の生活態度・創作姿勢は、そのまったく逆を行きます。早朝から起き出して執筆・翻訳活動を行い、昼頃には終了。後は水泳やランニングをこなしたり、音楽を聴いたりしながら自由に日を過ごし、早めに就寝する……。ある意味、一般人以上に健康的です。私からすると、理想的な人生を送っていらっしゃるように思えます。とても羨ましい。

氏のそうした生活姿勢が、創作活動と無関係であるはずはありません。応募者にメールで送られてきた「今回の公開インタビューで質問してみたい内容」についてのアンケートには、こう返信しました。

Q 今回の『公開インタビュー』で、村上春樹さんに質問してみたい内容を記入してください。

あなたにとって、規則正しい生活を送ることと、作品を書くことの間には、どのような関係があるのでしょうか。


今回、公開インタビューへの参加は叶いませんでしたが、またどこかで活字化されることがあれば、是非チェックしたいと思います。



そうそう、今回の公開インタビューは、サブタイトルに「魂を観る、魂を書く」と銘打たれているんですが、この表現は良いですね。

私にとって、どんな時も観たいのは、読みたいのは、聴きたいのは、触れたいのは、「魂」です。魂があればどんなものでも「仏」になりうると思うのです。

先述のアンケートには、こんな質問もありました。

Q あなたの心を支える「物語」を教えてください。


「物語」といっても「書かれたもの」だけを指すわけではないでしょう。日々の生活こそが「物語」、そこに魂を込めることが「暮らし」。そんな風に考えて、こう回答してみました。

父と紡ぎ続けた「物語」。そして、息子と紡いでいる「物語」。


大げさかもしれませんが、子と暮らすことが一つの「物語」であるというのは、私の実感です。

父と息子の物語:国語塾・宮田塾のブログ

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