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『オブリビオン(Oblivion)』 音楽を中心に

映画『オブリビオン(Oblivion)』を見てきました。



妻も私も、トム・クルーズの映画が来るといつも何となく見に行ってしまうんですよね。どの映画も作品としてよくできていると思います。前回は『ミッション・インポシブル(Mission: Impossible – Ghost Protocol)』で、昨年の『Rock of Ages』は未見。

さて、ストーリーですが、この映画はネタバレしてしまうと面白みが著しく減じるので、あえて書きません。SFアクション物で、ストーリーが難しいという噂をよく聞きますが、ちゃんとストーリーを追いかけていれば楽しく理解できるはず。高度な映画読解力が必要、というような作品ではありません。

SFという皮を剥ぎ取れば、作品の底流に流れているのは夫婦愛。カップルや夫婦で見に行くのにも適していると思います。ちなみに、私は結婚して良かったなと思うタイプ(と言っておきましょう)。

映像を見ていて思い出したのは、アンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』。極少人数しか出てこない静謐な空間、白っぽい映像、なめらかな水。鑑賞時は知らずに見ていたんですが、先程調べてみると、『オブリビオン』の監督はジョセフ・コシンスキー。ロシア系としてのシンパシーがあるのかも。

ちなみに、この監督、すごくインテリな方ですね。

スタンフォード大学工学部機械工学デザイン科を卒業後、コロンビア大学建築大学院修士課程修了。その後、映像クリエイターとしてナイキやアップルなどのCMを手がける。また、コロンビア大学で3Dグラフィックや3Dモデリングを専門とする研究室を持ち、自身も助教授として現在も籍を残している。2010年には、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズのSF映画『トロン: レガシー』で初監督を務めた。
ジョセフ・コシンスキー - Wikipedia より引用


私、『トロン: レガシー』も見に行きましたが、ジョセフ・コシンスキーって、ひょっとしてバイク好き?

『トロン』の方では、主人公が現実空間で Ducati の Sport1000 を乗り回していますし(ヴァーチャル空間でも未来的なバイクで激走する)、今回の『オブリビオン』でも、トム・クルーズが電動バイクで移動する印象的なシーンがあります。で、今回のバイク、折りたたみ式なんですよね。ちょっとモタード風で格好良い。乗ってみたい一台です。ちなみに、トム・クルーズはバイクマニアで、私生活でも Ducati に乗っています。

さて、本題は音楽の話です。

映画中、トム・クルーズ演ずる主人公のジャックが、荒廃して誰も住んでいない近未来の地球上に降り立つんですが、そこに隠れ家風の一軒家があります。森の中の静かな湖畔、古びてはいるが落ち着いた風情の家です。

少しの間任務から開放され、羽を伸ばすジャック。ここで音楽が大きな役割を果たします。人類が暮らしていた頃の地球へのノスタルジアとして。

ジャックが残されていたレコード(CDではない)をパタパタと繰るんですが、出てくるアーティストがみな古い。1960-1980年代のグループです。映画内の設定では、100年以上前の「クラシック」ということになります。

日本語字幕には「デュラン・デュラン」「ブルー・オイスター・カルト」しか出てきていませんでしたが、他にも「エイジア(Asia)」や「ローリング・ストーンズ」が見えました。

ローリング・ストーンズの作品は「Exile on Main Street」なんですが、このジャケットのところで主人公は、はたと手を止めるんですよね。この「Exile on Main Street」は、1970年代のストーンズを代表する名作。すこし泥臭い味(いわゆる「アーシー」な感じ)のある作品で、ジャックの本心を秘かに表しているシーンだと解釈しました。冒頭「Rocks Off」のイントロが頭に浮かぶあなたは、かなりのロックファンとお見受け致します(笑)。



ジャックが出撃するシーンではBGMにレッド・ツェッペリンが使われていたり、ボブ・ディランをイメージさせるマスコットをコクピットに設置していたり、昔のポップカルチャーへの憧憬が要所要所で描かれます。これは後のストーリー展開への大きな伏線となっているんですが、ストーリー自体は話さないのが花でしょう。

そうそう、プロコル・ハルム(Procol Harum)の『青い影(A Whiter Shade of Pale)』は映画中、とても大切な役割を果たしています。やっぱり夫婦っていいですよね。




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